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zoom RSS 韓国画家・金守益(キム・スーイク)アトリエ「母情」

<<   作成日時 : 2011/02/14 23:03   >>

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2月14日現在韓国におります。

じ、じつは、このブログ制作のために金守益画伯のアトリエでデジカメを取りはじめてすぐに「電池残量なし」のサイン・・・充電器は日本に忘れてきた・・・でした。

ど、どうしよう、この後も取材があるのに・・・。

と、青ざめたことを思い出しながら金守益のアトリエ紹介をいたします。

まず撮れた画像の中からアップしてみます。

↓描きかけの作品に囲まれた金守益
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↓1986年制作作品
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↓仮面コレクション
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実は牛の置物のコレクションがたくさんあり、これが見ものなのですが、カメラの電池が・・・。

また、隣の部屋には完成作品と描きかけの絵が所狭しと数十点も置いてあり、これがまた見もので、しかし電池が・・・・。

ということでアトリエ紹介写真はこの程度にして、この作家の作品について少し。

↓1966年金守益作品
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上記作品は1960年代にアンフォルメル運動が韓国全土に吹き荒れた頃のもので、金守益が25歳のときのものです。

韓国におけるアンフォルメルとは抽象表現主義のことを指し、当時、若い画家たちの多くはこうした絵を描いていました。

そこからミニマルアートなどの現代アートの方向へ向かった作家や具象に回帰して行った作家に分かれます。

金守益は具象で人物像をよく描きました。

↓2006年金守益作品
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↓2010年金守益作品
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現在の画風は1966年当時と全くといってよいほど変化していますが、多くの画家が金守益と同等かそれ以上の画風の変化をたどっているのが事実です。

金守益の作品には牛が登場します。また密着度の高い母子象が描かれています。

彼は12人兄弟の末っ子に生まれ、9歳のときに父親が朝鮮戦争で北朝鮮に拉致され、処刑される、という経験をしました。

誰よりも自分をかわいがってくれた父親が忽然と姿を消したことの心の痛みは想像に難くありません。

「韓国では牛は先祖を表す」と言います。金守益の絵の中の牛は、幼い頃の自分と母親を投影して描かれた母子を守る存在、それはまぎれもなく父親のイメージなのです。


韓国と日本の間では「家族の絆のあらわし方」に違いがあるように思います。

1950年に勃発した朝鮮戦争による南北分断の悲劇は離散家族を作りました。

2000年に金大中大統領と金正日総書記が会談を持ったことで、離散家族が約50年ぶりに出会う機会がもたれました。そこで、身をよじりながら泣き叫んで再会の喜びと恨の解放を示す人々の姿をテレビで見たことがある人も多いでしょう。

日本人は奥ゆかしくも情動を隠そうとします。しかし韓国人は激しく表にあらわします。

その違いは、同時に、多くの日本人画家が描く「思いを内に秘めた母子象」と韓国の画家金守益が描く「情を表出させた母子象」との違いとなっているように思います。

金守益の母子象を見ると、母親が子供に与える情とそれを受け止める子供の情が渾然一体となっているように感じます。

この密着度は、日本人にとっては、もしかして憧れでありましょうか?

韓流ファインアート

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
そしみこと北京の角谷です
金守益先生の小さな作品ですが、うちの韓国のオフィスに飾らせてもらっています・・・

現実の生活や人生はドロドロとしていて、利己心がぶつかり合って、なかなか金守益先生の絵のように牧歌的にはいかないのですが、個人や家庭や社会の本来あるべき姿を忘れそうになるとこの絵を見上げています・・・
そしみ
2011/02/23 11:20
北京のそしみさんへ。
いつも応援ありがとうございます。
絵画は自らの内面の美しい部分を映し出します。現実がたとえどうであれ、私の魂の思いは常に美を求めていると言ってもいいでしょう。一枚の絵画が本来の自分を知り、現実を克服してゆく力になると私は信じています。
これからもよろしくお願いします。
RYOTA
2011/02/23 23:31

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