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zoom RSS 岬石・岡野浩二アトリエ訪問「光と空間」

<<   作成日時 : 2011/05/30 12:30   >>

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※岡野岬石「東伊豆風景」F12 油彩
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※岡野岬石「坂道」F12 油彩

岡野岬石・新印象主義Neo-impressionism「世界それ自体が美しい」
岡野岬石・韓国アートフェアーART ASIA2012出品

一貫した岡野芸術

岡野浩二、現在は雅号である「岬石(こうせき)」を名前として岡野岬石と名乗り、作品へのサインも岬石と記しています。1946年生まれ。

アトリエへの訪問は本当に久しぶりです。

岡野は、風景・静物・人物といった具象絵画だけでなく、完全抽象・彫刻といった幅広い制作活動を行っています。

テーマは一貫しており、それは「光と空間」。

作品は、しっかりとした理論の裏づけで「光」と「空間」を見事に描写し、近年はギャラリー・トークでその独自の理論を展開しています。

作家が語るときは、自らの芸術理論を実践し、その実感から生まれた言葉ゆえに説得力があります。

この日のアトリエでの対話も熱のこもった話になりました。

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※アトリエで身振り手振りを交えて語る岡野画伯

近作の全様と作家の芸術論に興味のある方は作家ホームページを覗いてみてください。
岡野岬石ホームページ

日韓二人展

かつて、岡野浩二と韓国の同年代の画家・李斗植(イー・ドゥシク)の二人展をキューレーションし、某画廊で開催しましたが、それは抽象画によるものでした。

我ながらいい企画だったと自画自賛しています。

何がいいのかと言えば、二人の作風の対称性です。

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※岡野岬石「捻光」F10 油彩

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 ※李斗植「祝祭」F100 アクリル

日本人の「岡野浩二」と韓国人である『李斗植』は、それぞれ「冷たい抽象」と『熱い抽象』、「外からの描写」と『内からの表現』、「静」と『動』、「繊細」と『大胆』、「中間色」と『原色』など、あらゆる点において対称的でわかりやすいものでした。
絵画の見方(1)「主観的鑑賞」

これは同時に私が長年実感してきた日本人と韓国人の国民性の違いでもあります。

しかし、国家間は不協和音を奏でるのに対して、高い芸術レベルで互いの違いを見せてくれた二人の作品は、シンメトリーに美しく調和していました。

天才岡野

李斗植は韓国では有名な弘益大学美術大学の教授、学長、韓国美術協会の理事長などを歴任し、世界中の展覧会に出品している活動的な作家です。

その李斗植が、はじめて見る岡野の作品を前にし、私に向かってこう言いました。

「この人の絵には天才性を感じる」

そうです。岡野岬石は東京芸大の学生当時から「天才」と謳われていました。

芸大3年のときは学内の最高賞である「安宅賞」を受賞、学生時代からすでに画商の注目を受けてきた人気作家です。

これまでに岡野は、無所属といういわば在野に身を置きながら、「絶対的な美の視点」をたずね求めて、具象・抽象を問わず、澄んだ光と空間をひたすら描き続けてきました。

それは、既に世界に歴然と在る「美」を最高のレベルで発見し、キャンバスに描写することです。

変化する岡野芸術

近年の岡野には変化が訪れています。

これまでの岡野は風景画もアトリエの中で創作していましたが、最近はモネやルノアールなど印象派の作家たちと同じように、実際の風景の前にキャンバスを立てて描いています。

「このごろはセザンヌが一番いい」

この「回帰」ともいえる創作態度の背後にはセザンヌへの再発見と感動があるようです。
画家の箴言 セザンヌ

岡野の作業は、表現主義的な感情を排除して対象を凝視する、ある意味で冷徹な目による描写です。

この日、ひとこと岡野に訊ねました。

私 「先生の絵に叙情を感じるのですが・・・」

岡野 「そりゃ自然に出ちゃうんだろう」

今後、森羅万象をどんな風に翻訳して描写してくれるのか、請うご期待。

岡野岬石 新印象主義 Neo-impressionism「世界それ自体が美しい」
岡野岬石・韓国アートフェアーART ASIA2012出品
ルノワール「裸婦(ヌード)」北漢山のチンダルレ
岡野岬石「酒徳と絵徳」絵が人を選ぶ

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※岡野アトリエ近景
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
岡野先生の年齢を重ねられたお姿も見れて感謝です。真摯に向かうお姿が想像されます。
念願がかない、平山郁夫美術館に行ってきました。真摯に向かおうとする姿勢を感じさせるのは、私には同じようなものを感じます。
私は絵画に接して、画家は個をどう見つめるかの天才かな、いずれにしても孤に耐えうる天才だと、しみじみと感じています。
天使の羽根
2011/06/03 07:46
スタイルは違っても芸術家はすべからく真摯に創作に向かっていると思います。岡野先生もある一面では「画家の箴言・セザンヌ」と同じように修行僧のような道を歩んでいるのです。
RYOTA
2011/06/03 09:44

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