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zoom RSS 開運!なんでも鑑定団「中島誠之助の贋物鑑定から学ぶ」

<<   作成日時 : 2011/06/30 23:02   >>

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ご存知、人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」。

中でも陶磁器の鑑定家、中島誠之助は「いい仕事してますね〜」の一言をはじめ、江戸っ子の歯切れのよい言い回しなどで人気が高いですね。

時には、番組の中で、たちの悪い贋物をそれと知らず自信満々に出してくるゲストには、厳しい言葉で戒めるように語ることもあります。正義感の強さからつい強い口調になってしまうようですが。

●贋物鑑定で何を見るか

さて、今回紹介するのは彼の著書「鑑定の鉄人」(二見書房)の中から。
画像


画家の箴言(4)パウル・クレー「嘘の無い絵画」でも紹介しましたが、中島誠之助が贋物を見分けるポイントがこの本の中に書かれています。

まず、時間はどのくらいかかるの?

「5分の1秒。いや10分の1秒でもいいくらい」 つまり一瞬で見分けるのです。

では一瞬で何を見ているのでしょうか。

「それはその物がもっている『霊性』ということです」

『霊性』とはなんともつかみどころの無い言葉ですが、中島は「これはもう、そうとしかいいようありません」と断言しています。

さらに
「贋物というものは、見た瞬間、いやな感じがするものなのです。そこには、贋物を作って一山儲けてやろうなどという、人間の嫌らしさが滲み出ている。これはもう間違いなく滲み出ている。」

「本物とそっくりの形をもって、本物とそっくりの色を持っていてもわかります。これを昔の言葉でいうと『腹にはいらない』という一言につきるのです。」

これぞ古美術鑑定のプロとでも言いましょうか。

しかし中島誠之助という人は骨董商の中でも珍しい人物です。

中島は、骨董商同士のあいだで繰り広げられる修羅場をくぐりながら、その中で眼を養ってきたのですが、この番組が始まった当初、骨董商たちの中には番組自体を好ましく思わない人が多かったといいます。そんな同業者の反対を押し切って出演するということはよほどの腹がある人か反骨精神の強い人に違いありません。

中島誠之助は自らの本性に従って生き、まるで一流の芸術家のごとくに歩んできたがゆえに、ロングランのヒットを続けるテレビ番組の名物鑑定家として活躍し続けられるのだと思います。

●『霊性』とは・・・

中島は、本物に宿る『霊性』について、「不必要なものが無い」「道理にかなっている」「嘘が無い、素直」といった言葉を繰り返し出して説明しています。

「霊性というと摩訶不思議なものと受け取られがちですが、まったく道理になかったことであり、素直な目でそのものに対すれば、不必要なものがついていない純な物は、非常に美しく見えるものなのです。」

この言葉は、『美術品鑑賞』の重要なポイントを指し示す言葉です。

「しかし、どれほど優れた霊性をもった物であろうと、その物に対峙する人間の霊性が曇っていれば、その物の霊性は見えません。」

どうでしょう。私たちは芸術作品に接するときに、どれだけ素直にみているのでしょうか。

中島のような骨董商ならば「これは儲かる。いくらで売れる」という考えは当然頭をよぎります。またそういう頭が無ければビジネスなど出来ません。

しかし、中島はそこに陥らないように自らを高めて来たのです。ビジネス以上に大切な、清らかな霊性を磨こうとしたのです。でなければこんなことは語れません。

ここに紹介した中島の言葉は、あのハーブ&ドロシーのコレクションの姿勢そのものです。

そして、このブログのテーマ「絵の見方・買い方」の根幹を示す内容です。
絵画の見方(1)「主観的鑑賞」

●霊性が導く出会い
岡野岬石「酒徳と絵徳」絵が人を選ぶ

『霊性』とは波動を持った一つのエネルギーです。

作り手の動機が波動となって物に宿り、それが『霊性』という波動であらわれると言ってもいいでしょう。

いや、動機という顕在意識の作用というよりも潜在意識、さらには魂の意識が波動となって作品に宿ると言ったほうが正しいでしょう。

あるいは国家や世界に漂う集合意識や時代の持つ気運をわれ知らず受けて芸術表現につながる場合もあります。

よい美術品に出会いたいと思ったときに、「自分の霊性はどんな波動を放っているのだろうか」と問いかけて見るのも一つの手です。

私たちは、いくつもの物を目に触れさせますが、鑑識眼が無ければ贋物を本物と思ってしまうのと同じように、どんなにたくさん名品を見ても贋物ほどにしか感じていないかもしれません。

結局、美術品が持つ波長と自分の霊性の波長が共鳴してはじめて、本当の意味で美術品と出会っていると言えるのです。

値段や名前ということではなく、出来るだけよい「出会い」をしたいものです。

そのためには、
美術品だけではなく、あらゆる人や物に対して、素直かつ清らかな心で接することで、知らず知らずの内に眼が養われて、にせものを見分け、よい出会いを見逃すことがなくなるのかも知れません。
絵画の効用(2)

絵画の真贋鑑定―朴壽根(パク・スグン)

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