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zoom RSS 絵画の見方(4)「心に映るものを見る」

<<   作成日時 : 2011/07/24 00:53   >>

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絵画という芸術は視覚芸術です。「百聞は一見にしかず」ということわざのごとく、目から入るものは耳から入るものより強い刺激があります。芸術の中でも一瞬で全てを情的に伝達することのできるものが絵画(美術)です。

今回も絵画の見方(1)「主観的鑑賞」(2)「自分のこととして見る」(3)「美術館での鑑賞のしかた」の続きです。

●美の本質はどこにあるのか

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        ※ジョルジュ・ルオー「ピエロ」ブリジストン美術館
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        ※ジョルジュ・ルオー「十字架のキリスト」

ジョルジュ・ルオーという1900年代前半にパリで活躍した画家は、「あなた方は見ているようで何も見ていない」と語ったそうです。

ルオーは、自分を笑いものにして人々を楽しませるピエロの犠牲的な姿と、堕落した人類を救うために十字架という犠牲の道を行ったイエス・キリストを同質の視点で描きました。

「何も見ていない」というルオーの言葉の意味は、

たとえば「上述したようなルオー(作家)の作画意図を汲み取っていない」ということや、

あるいは「厚く塗り重ねられた絵の具の陰に秘められた美しい色を見ていない」ということ以上に、

突き詰めて解釈するならば「自分自身の心に映るものを見ていない」ということだと私は思います。

言葉を換えれば「外的な美にとらわれすぎて、内的な美の本質を見ようとしていない」という指摘です。

私たちは、下手をすると頭や先入観で無理に見てしまい、あげくの果てには絵の表面をただ眺めているだけ、ということになりかねません。

では、「心に映るものを見る」とはどういうことでしょうか。

また「美の本質」は私の心の内にあるのでしょうか。

もし、「美の本質」の在り処をそのように定義するならば、「名画」とは、万民の心の奥底(魂)に眠る美を呼び覚ますものだということになります。

キリスト磔刑図

ジョルジュ・ルオー「受難の道にさす光」

●絵画と人の共鳴作用

ある人が、何の気なしに見に来た絵画展で、一枚の絵の前に立った瞬間に心が震えて思わず涙がこぼれたということがあります。私はそんな人を実は何度も見てきました。

有名で評価の高い画家の作品とは限りません。しかも事前の予備知識などはほとんど持っていない人たちです。

絵の前で涙が流れそうになる、あるいは訳も分からず涙が出るという体験は、絵の前で素直に心を開いて受け留めている人にもたらされるものです。時には意識を超えた潜在意識に共鳴して起こる出来事です。
「愛の舞踏」徐世トからの物語
カタルシス体験/ポップス「S&G・ボクサー」」
鴨居玲展「酔っぱらい」/カタルシス体験2

そしていつも心に灯がともっている人です。

心に灯がともっている人とは、ただ素直に絵を受け留めるだけでなく、(ほとんど無意識のレベルですが)対象である絵に対して情的なエネルギーを発信している人のことで、すると絵から返されてきて受ける力も大きいのです。

音叉を思い浮かべてください。同じ波長の音叉は互いに共鳴します。ここで音叉が鳴る条件が二つあります。一つ目は音叉を手で握ったりしないで解放することです。二つ目は、自分から音叉をたたくということです。どちらかの音叉を鳴らさなければ共鳴が始まりません。

書物などから得た知識を先立たせて観ると知識が先入観になり、喩えて言えば音叉を解放していないような状態になりがちです。ときには作家の名前までもが先入観となって共鳴を妨げてしまいます。

まず頭を空にしてゆったりとした心で絵の前に立ちましょう。

そして、自分と同じ波長を持った絵に出会うと自動的にエネルギーの交流(共鳴)が始まります。その出会いに対して肯定的に愛する心を持って身を任せれば、筋書きのない感動が疼いてくるはずです。


そんな絵画とのよき出会いを求め、書を捨てて、街へ出ましょう。

美術館・画廊・デパートの催事場・企業のエントランス・・・どうか自由気ままに絵を見て感じてください。これまでこのブログで述べてきたように徹底的に主観的に、そして勝手に見るのです。

すると絵の中に見えてきます。

何が・・・?

美しい魂が!

誰の・・・?

あなた自身の!

絵画の見方(5)「誰でも絵が好きになる鑑賞法」につづく。


奇跡のメカニズム(1)「絵画はネガティブな精神を浄化するか」

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