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zoom RSS 高句麗古墳群の壁画「四神図」「蓮花図」

<<   作成日時 : 2014/08/24 18:31   >>

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西暦688年に滅亡するまで700年あまり存続した高句麗は、当時は現在の中国東北部まで占めるほどの強大な権勢を誇っていた。高句麗は各地に数多くの古墳を残した。現在の北朝鮮南西部に点在する高句麗古墳群の壁画に描かれた「四神図」と「蓮花図」を紹介したい。

※掲載する画像は韓国の国立光州博物館が2005年に開催した「高句麗古墳壁画模写図」展の図録から。

北朝鮮に残された古墳群には数多くの壁画がある。千数百年の時を経ているので今は古色を帯びてしまっているが本来は極彩色の絵の具を使って描かれた。

描かれている図は日本の高松塚古墳やキトラ古墳と同じ様式である。6〜7世紀当時、高句麗から高位の絵師が訪れて描いたと見たほうがよいだろう。

以前に紹介したキトラ古墳の「四神図」と見比べていただきたい。キトラ古墳「四神図」古代絵師の力量

高句麗の壁画に描かれている内容は、「四神図」を中心に「狩猟図」「騎馬人物」「蓮花」「仙人」「侍女」「墓主」「行列」「日文・星文」「敵将斬首」「天王・地神」「力士」「星雲文」「鎧馬行列」「瑞獣」「唐草文」など。

特に玄室(横穴式石室の主要部分で、棺を納める室。外部とは羨道で連絡する)に描かれた「四神図」は、最高の力量を持った絵師たちが担当していたと思われる。


●江西大墓と江西中墓
江西(カンソ)古墳はこの地域一帯に残された古墳の中では最も大きな古墳であり、墓は3基あり、日帝時代に発掘された。私は1999年の9月に韓国の画家10名とともにこの壁画を訪れている。

■江西大墓玄室北壁「玄武図」
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■江西大墓玄室西壁「白虎図」
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■江西大墓玄室東壁「青龍図」
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■江西中墓玄室南壁「朱雀図」
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■江西大墓玄室天井「黄龍図」
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●眞坡里(チンパリ)1号墳
江西古墳よりも古い古墳。江西の東、平壌の南に位置する。

■眞坡里1号墳玄室南壁「朱雀図」
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■眞坡里1号墳玄室東壁「青龍図」
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●狩猟塚
江西の南で南浦(ナンポ)というところにある。眞坡里1号墳より古い

■狩猟塚玄室南壁「朱雀図」
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しかし、手塚治の「火の鳥」は朱雀に原型があったのですね。

●雙楹塚
江西古墳と狩猟塚の間の南浦がわにある。内部に双つの柱(楹)がある。さらに古い古墳。

■雙楹塚前室天井「蓮花図」
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■雙楹塚玄室天井「蓮花図」
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●龍岡大墓
雙楹塚のすぐ西側にある。雙楹塚より前。つまり古い。

■龍岡大墓玄室前壁「殿閣」
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「蓮花」は図や文様として、高句麗古墳壁画のなかで最も多く見られる題材である。蓮の花は、東から太陽が昇ると咲き、西に陽が沈むと花を閉じるところから再生の力を持つ神秘的な花ととらえられている。

蓮は古代エジプトからインドを経由して中国に伝わった。そしてこの高句麗古墳壁画が「蓮の花」の内的で原初的な意味合いを確かな形にして日本までもたらした。そんな気がする。

東洋陶磁美術館「蓮HASU展」―蓮があらわすもの
朝鮮民画(10)「花鳥図ー蓮華図」

5色人種の中に様々な民族がいて、さらに部族に別れ、それぞれの文化を育んできた。神話の時代、日本に土着していた民は文化的に遅れていた。主に朝鮮半島そして中国大陸から渡ってきた渡来人は、進んだ文化を日本にもたらし日本の民はその恩恵にあずかってきた。

かつて中国に日本から渡った遣隋使や遣唐使が当時の先進文化を学んで帰ってきた。

朝鮮半島との文化交流は、鎖国を敷いた徳川幕府の江戸時代においてさえ朝鮮通信使という形で行われた。

ところが近代に入り、日本はいち早く開国し、西洋列強に抗するために富国強兵を成し遂げた。そして先進国家として「大東亜共栄圏」の大義名分のもとに、東アジアを植民地支配した。日本は大戦で敗戦したものの、お隣の朝鮮戦争がもたらした朝鮮特需を契機に奇跡的な復興を成し遂げた。そうした日本に対して、中国や韓国は日帝支配の反感をいまだに抱いている。

領土問題や慰安婦問題は、互いに主張だけを続けている限りは、どんな史実や論証をもってしても真に和解することは難しいだろう。

世界中の全ての紛争は、一部少数の力を持ったエリートが陰からマスコミやインターネットを通じて大衆の意識を操ることで正当化されている。そしてとてつもない利益を受けている。例えば戦争には莫大なお金がかかる。税金がどこかに消えて行くのだ。

目覚めよ!争っている場合ではない!

日本と韓国は同じ「蒙古斑」を持つ血に近い民族である。近い者同士が互いに相手を最も嫌っている。滑稽ではないか。

自分にとって嫌だと思う人間とは、自分自身の中にある醜さを、同等に、しかし形を変えて、時には正反対の形で持っているものだ。つまり相手の中に鏡のように自身の負の部分が見えてしまうから嫌なのだ。

たとえば、時間に正確な人間は時間にルーズな人間を嫌う。しかし時間に正確すぎることは時間に縛られて余裕がないので窮屈だ。ルーズと窮屈は正反対だが同質の負のエネルギーを孕んでいると言えないだろうか。

国家や民族という違いはあれど、我々の共通の先祖に立ち返るとき、我々は別々の存在ではないということを実感する。

高句麗の古墳や奈良のキトラ古墳に描かれている壁画たちはそれを物語っている。

さらに飛躍させるならば、もしも全くの異民族であったとしても、あるいは地球外生命体であったとしても、魂においては互いに繋がっているのだ。そこには優劣などない。

人類という種族はいったどこに向かっているのかを見つめなおす時はもう過ぎている。

キトラ古墳「四神図」古代絵師の力量

「ラスコー展」洞窟壁画に見る芸術の本質


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