韓国田舎グルメ「プアンのハマグリ料理」

韓国の画家朴芳永(パク・バンヨン)と彼の故郷である全羅北道のプアンを訪ねた。

途中で同じ全羅北道の益山(イクサン)という都市に寄り、これまた大食漢で有名な画家の李重煕(イ・ジュンヒ)を乗せて一路プアンを目指すのであった。

お目当ては「おいしいもの」

かねがね朴芳永は「俺の故郷が一番食べ物がおいしい」と自慢している。事実、全羅道のキムチや食べ物はうまいということは韓国でも有名だ。あの定番のビビンパは全羅北道の全州(チョンジュ)というところが発祥地だ。

全州をはじめとする全羅北道で韓定食をたのむと、おかずが盛られた皿がテーブルにところ狭しと置かれ、皿の上にさらに皿が置かれるという光景を目にしたことのある人はいるだろう。

ここで断っておきたいのだが、東京で全国の田舎料理が食べられるように、韓国も首都ソウルで食べれない料理はおそらくないだろう。しかし、田舎に行かなければ味わえない味がある。

化学調味料を使わないのは常識で、うまみもその店の独特の調理方法があって、とにかく味が違う。どう違うかは絵画作品の味わいのようで、単純に言葉にしにくい。

さて、プアン郡は海の近くで、一つにはハマグリ料理が有名らしい。まず素材が新鮮である。

朴芳永の幼な馴染が合流して案内してくれた店は創業30年。プアン郡の郷土料理の1号に指定されているそうな。看板に各テレビ局に取材されたことをでっかく張り出し、女将の大きな顔写真が吊るされている。
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名前と顔写真入りの看板はソウルでもよく見られるが、顔写真を出していればうまいというわけでは決してない。

絵画と同じように、それなりのウマさと本当の味わいは違うものだ。

さらに余談だが、日本は伝統を守る国で、町の食堂でも一代で終わらせず二代三代と続く店はけっこうあるが、韓国は極端に少ない。その理由はいつかまた。

我々はここでおすすめのハマグリ料理の4人分定食を頼んだ。

内容は、まずハマグリ入りのパジョン(チヂミ)。ハマグリのぷりぷりと焦げたところのカリカリした触感がたまらん。
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次にハマグリをアルミホイルで蒸したもの。何か味付けをしているのだろうか。味が上品で身がやわらかく、あればいくらでも食べたくなる。
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次にチムというコチュジャンで野菜と一緒に炒めたもの。野菜はもやし・ねぎ・たまねぎ・人参・エリンギ等。
甘辛い味だが全くしつこくなく、最後に貝のだしが出た残り汁にご飯を混ぜると絶品。
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そしてはまぐり汁。汁はシオナダ(さっぱりしている)という言葉がぴったりだが、ハマグリも味が濃い。塩加減も絶妙。
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最後はハマグリのお粥。済州島のあわび粥は内臓入りでこくが深い。それに比べてもっとあっさりしているのだが味がしっかりとしている。
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全体的にしつこさがなく、ハマグリのうまみと食感が見事に引き出されている。
これで4人分で8万ウオン(約6千円)。値段の安さ以上におそらくソウルでは食べれない味が貴重。

この日の深夜はマイナス14度。数日前に降った雪は解けず、次の日の朝は木の枝に「雪の花」が咲いていた。
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