小説「貴婦人と一角獣」(あとがきと続編ストーリー)

私は小説家ではなく、しがないブロガーです。しかもそれほど人気のないジャンルである美術のブログです。

たいして多くの小説を読んだこともない者が、生まれて初めて小説らしきものを書いてみました。きっかけは百田尚樹著の「永遠のゼロ」を読んで感動したことにあります。「永遠のゼロ」には、先の大戦を生き抜いた人々の証言を通して、人間の愚かさと美しい本性の両方がリアルに描き出されています。

私が先日このブログに書いた小説「貴婦人と一角獣」by RYOTAは、長編大河小説のプロローグ部分になっています。
小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA
小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA
小説「貴婦人と一角獣」(その3最終回)by RYOTA

専門家から見れば構成も文章も稚拙で、しかも時代背景の研究や勉強も不足なのは一目瞭然です。ただし、土日の二日をかけて構想から仕上げまで一気に書き上げた時はなにか自分の力ではないようなものを感じました。

芸術というものはただの論文ではなく、インスピレーションの賜ですから、私の下手な小説も悪くないかなと思って厚顔無恥にも掲載しました。手前みそながら読み返すと結構深いメッセージが与えられています。転生に関する内容はニール・ドナルド・ウォルシュの「神との対話シリーズ」を参考にするなど内的なものに対する研究の土台もそれなりにあります。

この小説はユーモアを盛り込んだ大衆娯楽の要素がありますが、世の中のシリアスな美術や映画や小説の中には「これは社会悪じゃないか」と言いたくなるほど気持ち悪い作品もあります。ただし、人間の本性を深く啓発する芸術は一見暗かったり眼をそむけたくなる表現があっても程度の問題はあれ時にはよいのです。

表面的な美しさに捉われ、一見醜く見える表現の中に素晴らしい芸術性が眠っているのに、見る側が直視することもなくハナから遠ざけようとするとすればそれは残念なことです。

結局、芸術は見る者の内面に一条の光を射しこめるかが重要なのですが、光を表現するに当たって闇を描く場合があります。(少し話がずれました)

●「貴婦人と一角獣」by RYOTA続編(本編)の構想

書き終わったあと、これは「SFエンターテイメント大スペクタクル大河ドラマ」になり得るなという予感がしました。(「どこが」と言われるかも。)私がもう少し勉強熱心で若く情熱に溢れていたならばすぐに本編に取り掛かり映画用にストーリーを仕上げてどこかに売り込んでいるでしょう。撃沈も覚悟の上で。

中世ヨーロッパの貴族なんて連中は、腐敗した宗教に翻弄されていて、恋愛と性に戯れ、ドロドロとした人間関係が付きもののような偏見があります。美しい女性は嫌いではない私だとしても、中世ヨーロッパは全くの関心外でした。

しかし、もし続編(本編)を書くとしたらと考えてみたとき、やはり中世ヨーロッパは格好の舞台のようです。

この小説の舞台は基本的に現代です。一角獣が語った「肉欲と物質に支配された人間たち」は中世ヨーロッパに限ってのことではありません。肉欲と物質欲は歴史上現代に至るまで人類に悦びをもたらすと同時に人類を不幸に陥れてきた大きな要因です。この地球-物質的世界はあまりにも美しい秩序に満ちており、美しい自然を見れば、人間は精神が浄化されます。ただ、この物質世界はエゴ的な欲がからむと必ずしも美しい精神に繋がりません。

「我が唯一の望み」「清らかな魂」とは・・・その本当の意味をさぐるために主人公の明美の時空を超えた旅がはじまるのです。

明美という女は、美しい人ですがどちらかと言えば庶民の中年のおばさんです。ただ美術が好きで「美術館おたく」のようにして「名画の展覧会」を見て回り、カタログやアートグッズを買いあさり、大学浪人生の末っ子から「母さんはどうせ絵の写真だけ見るんだろ。たまには解説でも読んだら?」とバカにされたりします。

夫は出世に意欲のないサラリーマンですが実は見識が高く思慮深い人で、明美を陰から支えていきます。実はこの夫は・・・・。いずれ重要な役割を果たします。

明美はけっして頭が良いわけでもなく、どちらかと言えばおっちょこちょいです。ただ、素直で心が温かく何かキラメクものを秘めています。

この美人のおばさんが時空を超えた壮大な舞台で貴婦人やスーパーヒロインになっていくのです。明美が中世のアケミになるときは20歳くらい若返っています。世のおばさま方に変身願望があるとするならばこんなヒロインになりたいはず?です。(そういう意味ではこの話は活字よりも映像向けかな。)

絵画おたくのアケミが主人公ですから名画とそのモデルとなった人物が登場するのは確実です。アケミは描きかけの名画と歴史上の画家を前にして「きゃー」とミーハーのように喜んでしまうかもしれません。

そこではカトリックの枢機卿が恐ろしい悪役を演じます。中世ヨーロッパではアケミは結局女戦士になります。そして騎士道の「高潔な魂」に触れることで男というものを理解し、男の愚かさをまるごと抱きしめて癒してあげます。

善悪が対立する構図を作らずそれぞれの人物が相手のためにいかに役割を果たしているかを表すところが難しいのですがみそです。

中世ヨーロッパと現代日本を行き来するだけではなくヒマラヤでは500歳以上生きている仙人と出会い現代を洞察します。自分の過去生に対する解説も受け、自分がなぜそのような人生を歩んだのかを理解します。明美は善と悪の本質を知り、次第に悟りを広げ成長していくのです。一角獣は道案内人をしながらアケミを守ります。その正体は・・・・。

未来の自分とも対話させてもいいのですが、あまり多くのパラレルな世界や宇宙まで話を広げると収拾がつきませんので・・・。

登場人物が語る言葉を通して神からのメッセージが伝えられます。メッセージとなる言葉は、聖典や偉人の言葉など、どの文献から拾うにしても、あるいは直接受けるにしても、物語りにふさわしいインスピレーションが必要です。実はこの要所で語られる言葉が、この小説の重要なテーマである「生きる目的」への気づきを読者に対して導いていきます。

ラストはアケミが地球と対話するシーンです。

茫々とした荒野の真ん中で一角獣の背にまたがったアケミはタピスリーのなかに描かれていたドレスを纏い、それはもうぼろぼろです。血も流しています。それは内的な戦いの果ての姿です。髪を風になびかせながら、その美しい顔でキリリと前を見つめて話します。

「地球を生み変える」つまり人類と地球の波動上昇のカギを握る女が明美ですから、戦いから勝ち取った(悟った)言葉による対話です。

「地球との問答=地球が話す」という場面を思い描いたとき、私の頭の中に言葉は具体的に浮かびません。しかし、何か胸に込み上げるものがあり、目頭が熱くなり涙がこぼれました。

この涙は、地球が抱えている痛みなのか、はたまた、これがもし小説かアニメにでもなった時にそれを見た読者(観客)が流すだろう涙なのかも・・・。

どっかで聞いたようなストーリーかもしれませんが、誰かすごい才能のある人がこんな感じで完成させてくれたら私が本もDVDも買うのになぁ~。でも無断盗用はしないでね。

2013年6月11日 by RYOTA


小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA
小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA
小説「貴婦人と一角獣」(その3最終回)by RYOTA

国立西洋「フェルメールに帰属《聖プラクセディス》」のフィクションストーリー

■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」
画像


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