テーマ:絵の見方

「美と愛のエネルギー」

●気功の力 眠い目をこすりながら偶然に見たユーチューブの動画に日本人の気功師の神沢瑞至(かんざわただし)が出ていました。この人は「癒しの気」を操って群れをなす羊や猛獣までも眠らせてしまう人です。 ロシアの生物学者が野生のシベリアンタイガー(虎)の縄張りとの境界線に柵を設けて観察している場所があります。動画は、そこで虎を「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

岡野岬石とセザンヌー存在する物と空間の妙

岡野岬石の絵を買った。手持ちの絵を処分し、それを元手に購入したのだが、これがまたいい。 ■岡野岬石「枇杷」油彩 5号 なにがいいかと言えば、まず私はセザンヌを感じた。 「セザンヌの静物画とは違う」という声が聞こえてきそうだし、セザンヌとは違うけれどそう言いたい。 枇杷の葉や実を映し出す光、光に絡んだ物の存在感…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

見立ての現代アート「原爆ドーム」

先日、韓国のソウルで、画家の車一萬(チャ・イルマン)に誘われ、初めて会う西洋人たちと飲食をともにしました。 この日集ったのはスペイン人とオーストリア人とアルゼンチンで育った韓国人(この人だけ女性)。車一萬と私を含めて全員で5名。 アルゼンチン育ちの韓国女性は外交官の通訳を頼まれるほどスペイン語が堪能。韓国の企業に勤めているオ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

水の結晶と絵画(美の波動)

●水の結晶の実験 私がたまに行うアートサロン(セミナー)は、パワーポイントを使って写真を見せながら話します。その中に「水の結晶」を扱った話があります。 それは水を凍らせるときにできる「水の結晶」を顕微鏡で観察したもので。言葉に固有のエネルギー(波動)があることを証明しようとするものです。本で見られた方も多いでしょう。 水を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

奇想の画家ヒエロニムス・ボスと枝葉の刺繍の画家

ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」展に同時展示されていた作品の中で私が最も惹かれた4点の作品を紹介したい。その中には、かの奇想の画家ヒエロニムス・ボス(1450年頃~1516年8月9日、ネーデルランドの画家)の傑作が2点ある。 ブリューゲル「バベルの塔」解説(人類の理想を見る) ■ヒエロニムス・ボス「放浪者(行商人…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ブリューゲル「バベルの塔」解説(人類の理想を見る)

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ― が東京都美術館で開催されている(2017年4月18~7月2日) 大阪会場/国立国際美術館(2017年7月18日~10月15日) 奇想の画家ヒエロニムス・ボスと枝葉の刺繍の画家 ■ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ラスコー展」洞窟壁画に見る芸術の本質

上野の国立科学博物館でラスコー展が開始されています(2016/11/1~2017/2/19)。ラスコー洞窟の壁画を通して美術の本質に迫ってみます。 フランスにあるラスコー洞窟とそこで2万年前に描かれた壁画が、地元の少年によって偶然に発見されたのが1940年のこと。 洞窟の中には600頭ともいわれる動物たちが描かれ、中には…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヴェネツィア・聖母・ティツィアーノとルネッサンスの巨匠たち

日伊国交樹立150周年記念の展覧会が開催されている。「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」である。その中から聖母マリアを中心に画像ダイジェストで贈りたい。おまけで載せている作品画像がまたよいのだ。 (東京/2016.7.13~10.10国立新美術館、大阪/10.20~2017.1.15国立国際美術館) 展示…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ボッティチェリ展」が語ってくるもの(東京都美術館)

日伊国交樹立150周年を記念して開催されている「ボッティチェリ展」(2016年1月16日~4月3日東京都美術館)。重要作品紹介とそれに付随する話、さらにこの天才ボッティチェリに対する驚きと惜しむ心をここに綴りたい。 東京都美術館ボッティチェリ展HP ■サンドロ・ボッティチェリ「聖母子(書物の聖母)」1482~83年 テンペラ/板…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「無い味」と「余白」と「李禹煥」プーアル茶のおいしい淹れ方2

先回の「プーアル茶のおいしい淹れ方と紫砂茶壺」の記事を書いたあと、ふと思い立って、いつもの淹れ方を変えて飲んでみたところ、新しい発見があった。読者からすれば「美術となんの関係があるのか」と思われることだろう。ところが大ありなのだ。 とりあえずお茶の話をする。 これまでは、一様に多めにプーアル茶葉を茶壺に入れて熱湯で短…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

国立西洋「フェルメールに帰属《聖プラクセディス》」のフィクションストーリー

国立西洋美術館が、フェルメールに帰属するとしている作品『聖プラクセディス』の寄託を受けて2015年3月17日から常設展示している。 ■ヨハネス・・フェルメールに帰属『聖プラクセディス』1655年(101.6×82.6) ●産経ニュース3月15日付け記事から 「真珠の耳飾りの少女」などで知られる17世紀オランダの画家、ヨ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

宋栄邦「五彩墨香」韓国国立現代美術館個展

韓国の国立現代美術館は、ナムジュン・パイクの巨大なビデオアートの塔が室内中央に常設された韓国最大の美術館である。イーウファンのモノ派時代の作品をはじめ国内作家の所蔵作品は質量ともに充実している。 そこの企画展示場で水墨画家、宋栄邦(ソン・ヨンバン1936年~)の個展が2015年3月31日から6月28日まで開催されている。 ■…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

宮芳平「無心に清浄なる花を咲かせた画家」

2014年12月21日アンコール放映の日曜美術館「花のように描き続ける~画家・宮芳平~」ではじめて宮芳平(みや よしへい1893-1971)のことを詳しく知った。 生誕120年で美術館展示も行われたようだが私は見ていない。実物にはかなわないが、TVがデジタル化されたことにより詳細かつ美しい画面から作品の魅力が十分伝わってくる。日曜…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

高句麗古墳群の壁画「四神図」「蓮花図」

西暦688年に滅亡するまで700年あまり存続した高句麗は、当時は現在の中国東北部まで占めるほどの強大な権勢を誇っていた。高句麗は各地に数多くの古墳を残した。現在の北朝鮮南西部に点在する高句麗古墳群の壁画に描かれた「四神図」と「蓮花図」を紹介したい。 ※掲載する画像は韓国の国立光州博物館が2005年に開催した「高句麗古墳壁画模写図」…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ボストン美術館展「ジャポニスム」モネとゴッホが惚れた日本美術

ジャポニスムは、19世紀中後半に日本美術の独創性をもってフランスをはじめ西洋美術を席巻した世界的なムーブメントであった。ウィキによれば「ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降1世紀近く続いた世界的な芸術運動の発端となった」ほど。 世田谷美術館を皮切りにボストン美術館「華麗なるジャポニスム展」印象派を魅了した日本の美が開催…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

東洋陶磁美術館「蓮HASU展」―蓮があらわすもの

大阪市立東洋陶磁美術館で「特別企画展: 蓮-清らかな東アジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼」≪平成26年4月12日(土)~7月27日(日)≫が開催されました。  ■「青花辰砂蓮花文壺」(朝鮮時代18世紀後半) 「蓮」をテーマに、中国・韓国の陶磁器を中心にアジアの陶磁器を展示し、同時に写真家六田知弘の蓮の写真作品を展…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

朝鮮民画(10)「花鳥図―蓮華図」

花鳥図には、画員(宮廷画家)などの専門家と思われる者たちの手になる作品も多く、正統画に劣らない秀逸な技術で描かれた屏風絵の民画も残っています。朝鮮民画(7)「花鳥図ー宮廷画家も描いた上手編」 また、民画の民画たる面白さを秘めたパボ民画の蓮華図にも斬新なデザイン性を感じるものがあります。朝鮮民画(8)「花鳥図ー下手編(わくわ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

キトラ古墳壁画「四神図」古代絵師の力量

2014年5月9日(金)午前、東京国立博物館(トーハク)で開催している「キトラ古墳壁画展」を観ようと行ってみたのだが、建物の外に作られていた300メートルの列に圧倒され諦めた。 結局その日は「栄西と建仁寺」を見ることにし、キトラは図録だけを求めた。「栄西(ようさい)と建仁寺(けんにんじ)」の俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」には感動…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

画家の箴言名言(8)―パブロ・ピカソ箱根彫刻の森美術館から

箱根の彫刻の森美術館「ピカソ館」にはピカソの作品コレクションが展示されている。そこに「ピカソの言葉」がパネルになっていくつか飾られていた。もう10年以上も前のことで、今は飾ってあるのかどうかわからない。 そのピカソの言葉に感動したわけだが、メモをとるのが面倒だったのでその場で写真に撮った。ところが監視していた職員に恐い顔で注意され…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

絵画の真贋鑑定―韓国国民画家・朴壽根(パク・スグン)「洗濯場」

韓国美術市場の評価と人気において、近現代作家としては朴壽根(パク・スグン)と李仲燮(イー・ジュンソプ)の二大巨匠に追随する画家は見当たらない。「韓国近現代絵画の父」「国民画家」と謳われた朴壽根(1914~1965)の生誕100周年を記念した回顧展が、2014年1月から仁寺洞カナアートセンターにて開催され、はじめて朴壽根の作品の全貌に直接…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

朝鮮民画(9)「山水図―金剛山図」民画の本質

「金剛山も食後に見学」という諺が韓国にはあります。これは日本の「花より団子」と似たような意味です。「美しい景色」「見たい景色」の代表が金剛山なのです。 金剛山(クムガンサン)は北朝鮮の江原道の東海(日本海)から内陸に位置していますが、その峰は韓国の雪岳山(ソラクサン)に連なり38度線を境に分断されています。金大中大統領のころに一時…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

金宗福美術館開館「韓国女流西洋画家の草分け」

金宗福(キム・ジョンボク、1930~)は韓国の西洋画の具象画壇において女流作家として現在第一人者と言っても過言ではない。 慶尚北道の大邱(テグ)という地方都市で、大邱カトリック大学の前身である曉星(ヒョソン)女子大学の美術の教授を長いこと務め、弟子たちを多く輩出した。 女流画家としての功績が称えられ、今回、大邱カ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

竹内栖鳳展「近代日本画の巨人」(栖鳳と大観)

竹内栖鳳(たけうち・せいほう 1864~1942)は近代日本画壇に燦然と輝く巨星である。花鳥、風景、動物、人物等々、それらを描きだすあらゆる技に通じている。 ■竹内栖鳳「班猫(はんびょう)」1924年 重要文化財(9月24日から展示) ●京都画壇 「東の大観、西の栖鳳」と称されるほどの実力者。東は関東、その中心は言…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

韓国女流画家 李淑子「麦畑と裸婦」

韓国の画家、李淑子(Lee Sook-Jaイー・スッチャ 1945~)は、いまや韓国を代表する人気女流画家といってもよい。久々アトリエを訪ねた。 ■李淑子「青麦」2010年 彼女の絵は、いわゆる「東洋画」というジャンルで、韓国では水墨系の絵と分けられて「彩色画」と呼ばれている。韓紙を地に日本画の顔料でもある岩絵の具を膠で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ミケランジェロ彫刻「ダビデ像」気高い意志

ピエタと並ぶミケランジェロの代表作「ダヴィデ」(1501~1504年制作)は、現在はフィレンツェのアカデミア美術館に展示されています。これは大理石でつくられ身の丈5.17メートルという巨大な彫刻像です。 ミケランジェロ彫刻「ピエタ」美しきミーメーシス 下のふたつの写真を見比べてください。像と同じくらいの高さから写した上の写真は上…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ミケランジェロ彫刻「ピエタ」美しきミメーシス

ピエタはイタリア語で「敬虔な心」「哀れみ」「慈悲心」などの意味があります。「ピエタ」は、死体となったイエスが十字架から下ろされ、聖母マリアの腕に抱かれた姿を描いた絵画や彫刻作品のことです。 ミケランジェロ彫刻「ダビデ像」気高い意志 ■ミケランジェロ「ピエタ」1498~1500サンピエトロ大聖堂 ルネッサンス期を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「ラファエロの魅力」国立西洋美術館ラファエロ展から

ラファエロ・サンティ(1483~1520)はレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)とミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)と並ぶ盛期ルネッサンスの三大巨匠の一人です。 ■ラファエロ「自画像」1504~6 「ラファエロ」展は国立西洋美術館で2013年3月2日から6月2日まで開催されています。 htt…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

朝鮮民画(8)「花鳥図―下手編(わくわくするパボ民画)」

民画の魅力は、特に素人絵師たちが何ものにも囚われずに描いた線描と造形にあると感じています。 民画に対して上手・下手と分けたのは、作画技術の点でプロと素人を対比させるために便宜上私が付けただけですが、あえて言うなら下手を「パボ」という言葉で表したいとおもっています。「パボ」とは韓国語で馬鹿とか間抜けといった意味があります。「パボ民画…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

朝鮮民画(7)「花鳥図-宮廷画家も描いた上手編」

民画なる名称は、第一回で紹介しましたように日本人の柳宗悦(やなぎむねよし)が命名したものです。「朝鮮民画」は、いわゆる文人画などの「正統画」つまり鑑賞のために描かれた絵画に対して、「部屋の装飾」や「招福辟邪」といった主に実用的な目的のもとに描かれた絵のことをいいます。 ●朝鮮時代の人々の生活に根付いた民画 儒教の教えによ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

山種美術館「生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―」

日本画のコレクションで有名な山種美術館で1月27日まで開催されている生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―を見てきました。 先回のブログ記事、高山辰雄「いのちに触れた筆」画家の箴言(7)の内容に基づいて実物を確認したいという思いがありました。 ●高山辰雄 高山辰雄のモノクロームで描かれた日本画の「聖家族」シリーズ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more