テーマ:朝鮮民画

朝鮮民画(10)「花鳥図―蓮華図」

花鳥図には、画員(宮廷画家)などの専門家と思われる者たちの手になる作品も多く、正統画に劣らない秀逸な技術で描かれた屏風絵の民画も残っています。朝鮮民画(7)「花鳥図ー宮廷画家も描いた上手編」 また、民画の民画たる面白さを秘めたパボ民画の蓮華図にも斬新なデザイン性を感じるものがあります。朝鮮民画(8)「花鳥図ー下手編(わくわ…
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朝鮮民画(9)「山水図―金剛山図」民画の本質

「金剛山も食後に見学」という諺が韓国にはあります。これは日本の「花より団子」と似たような意味です。「美しい景色」「見たい景色」の代表が金剛山なのです。 金剛山(クムガンサン)は北朝鮮の江原道の東海(日本海)から内陸に位置していますが、その峰は韓国の雪岳山(ソラクサン)に連なり38度線を境に分断されています。金大中大統領のころに一時…
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朝鮮民画(8)「花鳥図―下手編(わくわくするパボ民画)」

民画の魅力は、特に素人絵師たちが何ものにも囚われずに描いた線描と造形にあると感じています。 民画に対して上手・下手と分けたのは、作画技術の点でプロと素人を対比させるために便宜上私が付けただけですが、あえて言うなら下手を「パボ」という言葉で表したいとおもっています。「パボ」とは韓国語で馬鹿とか間抜けといった意味があります。「パボ民画…
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朝鮮民画(7)「花鳥図-宮廷画家も描いた上手編」

民画なる名称は、第一回で紹介しましたように日本人の柳宗悦(やなぎむねよし)が命名したものです。「朝鮮民画」は、いわゆる文人画などの「正統画」つまり鑑賞のために描かれた絵画に対して、「部屋の装飾」や「招福辟邪」といった主に実用的な目的のもとに描かれた絵のことをいいます。 ●朝鮮時代の人々の生活に根付いた民画 儒教の教えによ…
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朝鮮民画(6)「花鳥図-牡丹図」

民画における花鳥図は、①花鳥図、②草虫図、③牡丹図、④蓮華図、⑤その他(芭蕉図、葡萄図など)に分類されますが、今回はその中から「牡丹図」を紹介します。 花鳥図全体は古来東洋の絵画において数多く描かれてきました。民画の題材としても圧倒的な量を占めています。 牡丹図の特徴としてはその根元に赤、青、緑、白、紫などの彩色によ…
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朝鮮民画(5)「文房図(チェッコリ図)」

韓国で本や文房具などを絵にした民画を「チェッコリ」といいます。チェックは本を意味し、コリはその周辺のものをあらわしますが、続けて言えばチェッコリになります。 朝鮮民画(1)「民画とは」 朝鮮民画(2)「文字図Ⅰ(孝悌)」 朝鮮民画(3)「文字図Ⅱ(忠信禮義廉恥)」 朝鮮民画(4)「虎図」 朝鮮民画(6)「花鳥図ー牡丹図」 …
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朝鮮民画(4)「虎図」

今回の朝鮮民画(4)は「虎図」です。日本には昔から虎がいませんでしたが、朝鮮半島にはかつて虎が棲んでいました。北朝鮮と韓国を分断する38度線の軍事境界線は半世紀以上も人が踏み入ることが出来ず、今でも虎が生息しているのではないかと言われています。 朝鮮民画(1)「民画とは」 朝鮮民画(2)「文字図Ⅰ(孝悌)」 朝鮮民画(…
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朝鮮民画(3)「文字図Ⅱ(忠信禮義廉恥)」

文字絵(孝悌図)の第二回目は、先回の「孝・悌」に続き「忠・信・禮・義・廉・恥」を紹介します。 朝鮮民画(1)「民画とは」 朝鮮民画(2)「文字図Ⅰ(孝悌)」 孝悌図は朝鮮時代の儒教的な倫理観を反映した教育目的で発生したものと考えられますが、文字絵に使われている鳥や花や動物などの事物は中国の故事から取っています。 …
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朝鮮民画(2)「文字図Ⅰ(孝・悌)」

「文字図」は朝鮮民画を代表するユニークな絵画です。それは「孝」「悌」「忠」「信」「禮」「義」「廉」「恥」の八文字を絵画化したものです。 朝鮮民画(1)「民画とは」 朝鮮民画(3)「文字図Ⅱ(忠信禮義廉恥)」 朝鮮では王の命令により中国の孝行話を集め、倫理的な教育を目的とした「三綱行実図」などが絵本や版画で刊行されていますが、民…
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朝鮮民画(1)「民画とは(柳宗悦と民画)」

今年の初め頃、日本人の西洋画家Hに朝鮮民画が掲載された冊子を送りました。Hは東京藝術大学の油彩画を卒業、印象派的な画風で70歳になる現在も専業作家として活躍しています。 そのHが、私から送られてきた冊子を見て初めて民画というものに触れ、驚きと感動の声をあげました。 日本人で油彩風景画を専門とするHを感動させた朝鮮…
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