テーマ:美術館

オラファー・エリアソン「工房の力」

●現代アートの工房 NHKの日曜美術館でオラファー・エリアソンというデンマーク出身の現代アートのアーティストと作品を紹介していました。 ニューヨークのイースト川に巨大な滝を4つも造ったり(画像添付)、氷河をロンドンの街中に運び、それが溶けてゆく様を間近に見て触れられるようにしたり、また氷河の氷が紙の上で溶けてゆくところに…
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アーティゾン美術館「開館記念展」会場風景

2020年1月22日アーティゾン美術館の開館記念展「見えてくる光景(コレクションの現在地)」を見てきました。アーティゾン美術館 ブリジストン美術館時代から見ごたえのある常設展示によく通ったものです。新装オープンしたアーティゾン美術館を見て感じたことは、「昔の方が落ち着きがあってよかった」という思いと「新しくなって現代的でなかなかいいじ…
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あべのハルカス美術館「ラファエル前派の軌跡展」

もうとっくに終わった展覧会を今頃ブログに載せるなんてというそしりを受けることを厭わず載せるのです。 大阪のあべのハルカス美術館で「ラファエル前派の軌跡展」(2019年10月5日~12月15日)を12月9日に見に行きました。 2019年3月からの三菱一号館美術館と久留米市美術館での展示を経てラストがあべのハルカス美術館でした。ラス…
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奇想の画家ヒエロニムス・ボスと枝葉の刺繍の画家

ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」展に同時展示されていた作品の中で私が最も惹かれた4点の作品を紹介したい。その中には、かの奇想の画家ヒエロニムス・ボス(1450年頃~1516年8月9日、ネーデルランドの画家)の傑作が2点ある。 ブリューゲル「バベルの塔」解説(人類の理想を見る) ■ヒエロニムス・ボス「放浪者(行商人…
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ブリューゲル「バベルの塔」解説(人類の理想を見る)

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ― が東京都美術館で開催されている(2017年4月18~7月2日) 大阪会場/国立国際美術館(2017年7月18日~10月15日) 奇想の画家ヒエロニムス・ボスと枝葉の刺繍の画家 ■ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」…
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ミュシャ展『スラヴ叙事詩』民族の誇りを描く

六本木の国立新美術館で「ミュシャ展」が開催されています。(2017年3月8日~6月5日) 作家はアルフォンス・ミュシャ(ムハ)というチェコ出身の画家。 パリで活動し、19世紀末にパリでアールヌーヴォーが流行ったころ人気を博し、今回も当時の版画が数多く展示されています。 しかし圧巻は、ミュシャが50歳を過ぎて描い…
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ポーラ美術館とコラーゲン(内面が支える美)

「同じ油絵の具で描いているのに、なぜ彼らのように美しく描けないのか」 この言葉は韓国の画家キム・スー(金興洙)が1950年代にフランスのパリで絵を描いていたときの実感であった。 キム・スーは戦前の日本の東京芸大(当時は東京美術学校)に留学し、帰国後パリに渡った。そして冒頭の言葉をつぶやき、技術が不足で上手く描けない悔しさから…
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「ラスコー展」洞窟壁画に見る芸術の本質

上野の国立科学博物館でラスコー展が開始されています(2016/11/1~2017/2/19)。ラスコー洞窟の壁画を通して美術の本質に迫ってみます。 フランスにあるラスコー洞窟とそこで2万年前に描かれた壁画が、地元の少年によって偶然に発見されたのが1940年のこと。 洞窟の中には600頭ともいわれる動物たちが描かれ、中には…
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国立西洋美術館「常設展15選」

国立西洋美術館で「クラーナハ展」(2016年10月15日~2017年1月15日)が開催されている。今回の記事は私も大好きなクラーナハではなく、常設展の方から15点を選んでその画像を紹介する。 国立西洋の常設展は見ごたえのある作品が多い。今回紹介する作品は、ネームバリューや代表的絵柄や作品の大小にこだわらずに、自分が気に入ったものを…
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ヴェネツィア・聖母・ティツィアーノとルネッサンスの巨匠たち

日伊国交樹立150周年記念の展覧会が開催されている。「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」である。その中から聖母マリアを中心に画像ダイジェストで贈りたい。おまけで載せている作品画像がまたよいのだ。 (東京/2016.7.13~10.10国立新美術館、大阪/10.20~2017.1.15国立国際美術館) 展示…
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ルノワール展・国立新美術館「人と共にある絵画」

ルノワール展が国立新美術館で開催中(2016年4月27日~8月22日)。作品画像で綴ります。 オルセー美術館とオランジェリー美術館に収蔵されている作品からの出展で、ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841~1919)のよく知られた傑作が多く展示されています。ルノワールの絵の場面とリンクする映画や他作家の絵画などもあり、当時のフ…
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静嘉堂所蔵 国宝 大名物「曜変天目茶碗」

静嘉堂での展覧会で国宝「曜変天目」が展示されました。 静嘉堂文庫美術館の紫砂茶壺(茶銚)名品 曜変天目は黒釉茶碗の内面に現れた大小の斑紋のまわりに瑠璃色の光彩(虹彩)があらわれているものをいいます。 中国で抹茶法の喫茶が盛んにおこなわれていた宋時代に多数焼成された建盞(けんさんー福建省建窯の茶碗)のうち曜変はきわめて稀に生…
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静嘉堂文庫美術館所蔵の紫砂茶壺(茶銚)名品

静嘉堂文庫美術館で「茶の湯の美、煎茶の美」という企画展(2016年1月23日~3月21日)が開催され、所蔵の茶道具と煎茶器コレクションの中から名品を精選し展示している。 その中から煎茶器の紫砂茶壺を紹介したい。紫砂茶壺(茶銚)とはいわゆる急須のことである。 中国茶の種類は、緑茶・紅茶・青茶(ウーロン茶等)・黒茶(陳年プーアル…
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「ボッティチェリ展」が語ってくるもの(東京都美術館)

日伊国交樹立150周年を記念して開催されている「ボッティチェリ展」(2016年1月16日~4月3日東京都美術館)。重要作品紹介とそれに付随する話、さらにこの天才ボッティチェリに対する驚きと惜しむ心をここに綴りたい。 東京都美術館ボッティチェリ展HP ■サンドロ・ボッティチェリ「聖母子(書物の聖母)」1482~83年 テンペラ/板…
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鴨居玲展「酔っぱらい」/カタルシス体験2

1990年代前半に作られたプーアル茶の老茶を飲みながら、ふと25年くらい前にひろしま美術館で見た「鴨居玲展」を思い出していた。すると、没後30年「鴨居玲展―踊り候え―」が開催されるという情報が舞い込んできた。 遅ればせながら足を運ばせてもらった。 ■鴨居玲「道化師」パステル 1984年作 ■鴨居玲「酔って候」油彩 19…
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国立西洋「フェルメールに帰属《聖プラクセディス》」のフィクションストーリー

国立西洋美術館が、フェルメールに帰属するとしている作品『聖プラクセディス』の寄託を受けて2015年3月17日から常設展示している。 ■ヨハネス・・フェルメールに帰属『聖プラクセディス』1655年(101.6×82.6) ●産経ニュース3月15日付け記事から 「真珠の耳飾りの少女」などで知られる17世紀オランダの画家、ヨ…
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宋栄邦「五彩墨香」韓国国立現代美術館個展

韓国の国立現代美術館は、ナムジュン・パイクの巨大なビデオアートの塔が室内中央に常設された韓国最大の美術館である。イーウファンのモノ派時代の作品をはじめ国内作家の所蔵作品は質量ともに充実している。 そこの企画展示場で水墨画家、宋栄邦(ソン・ヨンバン1936年~)の個展が2015年3月31日から6月28日まで開催されている。 ■…
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天才絵師「若冲と蕪村」光琳没後生誕300年

絵画の天才とはなんでも描ける人たちだということをあらためて知らされる展覧会である。「若冲と蕪村」がサントリー美術館で2015年3月18日から5月10日まで開催されている。 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html ■若冲「雪中雄鶏図」114.2×61.9 …
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マークエステル展「九州国立博物館ミュージアムホール」

2015年2月3日、節分。この日ある展覧会がオープンした。フランスの画家マークエステルの「日本神話」を描いた作品の中から、伊勢神宮・出雲大社などの主な神社に奉納された作品を選び、古事記のストーリーを追って展示された。 場所は九州国立博物館の1階にあるミュージアムホールでの特別展示だ。 ■マークエステル「日本神話展」オープニン…
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チューリヒ美術館展ダイジェスト「濃密な美術史」

チューリヒはスイス最大の都市である。中世から現代までの美術作品を10万点以上収蔵するチューリヒ美術館。その中から19世紀末より20世紀前半に焦点を当てた企画展「チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで」は、まさに珠玉のコレクション展と言ってもよいだろう。 《国立新美術館 2014年9月25日~12月15日》 《神戸市立…
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高句麗古墳群の壁画「四神図」「蓮花図」

西暦688年に滅亡するまで700年あまり存続した高句麗は、当時は現在の中国東北部まで占めるほどの強大な権勢を誇っていた。高句麗は各地に数多くの古墳を残した。現在の北朝鮮南西部に点在する高句麗古墳群の壁画に描かれた「四神図」と「蓮花図」を紹介したい。 ※掲載する画像は韓国の国立光州博物館が2005年に開催した「高句麗古墳壁画模写図」…
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ボストン美術館展「ジャポニスム」モネとゴッホが惚れた日本美術

ジャポニスムは、19世紀中後半に日本美術の独創性をもってフランスをはじめ西洋美術を席巻した世界的なムーブメントであった。ウィキによれば「ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降1世紀近く続いた世界的な芸術運動の発端となった」ほど。 世田谷美術館を皮切りにボストン美術館「華麗なるジャポニスム展」印象派を魅了した日本の美が開催…
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富岡鉄斎「没後90年」(出光美術館)自在の画境

「万巻の書を読み、万里の路を行く」は文人たちの生き様をあらわした言葉である。「最後の文人画家」と謳われた富岡鉄斎(1836~1924)は、幕末、明治、大正にかけてそうした生き方を示した稀代の画家である。 「文人」とはもともと中国の士大夫を意味し、文人画は、儒教を学問として修めた人たちが、自らの人格を高めるために「余技」とし…
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東洋陶磁美術館「蓮HASU展」―蓮があらわすもの

大阪市立東洋陶磁美術館で「特別企画展: 蓮-清らかな東アジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼」≪平成26年4月12日(土)~7月27日(日)≫が開催されました。  ■「青花辰砂蓮花文壺」(朝鮮時代18世紀後半) 「蓮」をテーマに、中国・韓国の陶磁器を中心にアジアの陶磁器を展示し、同時に写真家六田知弘の蓮の写真作品を展…
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キトラ古墳壁画「四神図」古代絵師の力量

2014年5月9日(金)午前、東京国立博物館(トーハク)で開催している「キトラ古墳壁画展」を観ようと行ってみたのだが、建物の外に作られていた300メートルの列に圧倒され諦めた。 結局その日は「栄西と建仁寺」を見ることにし、キトラは図録だけを求めた。「栄西(ようさい)と建仁寺(けんにんじ)」の俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」には感動…
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竹内栖鳳展「近代日本画の巨人」(栖鳳と大観)

竹内栖鳳(たけうち・せいほう 1864~1942)は近代日本画壇に燦然と輝く巨星である。花鳥、風景、動物、人物等々、それらを描きだすあらゆる技に通じている。 ■竹内栖鳳「班猫(はんびょう)」1924年 重要文化財(9月24日から展示) ●京都画壇 「東の大観、西の栖鳳」と称されるほどの実力者。東は関東、その中心は言…
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プーシキン美術館展(フランス絵画300年)ロシア富豪の芸術魂

愛知県美術館(2013年4/26~6/23)、横浜美術館(7/6~9/16)、神戸市博物館(9/28~12/9)で開催されているプーシキン美術館展―フランス絵画300年をダイジェストで伝えます。 「大エルミタージュ美術館展 西洋絵画の400年」世紀別ダイジェスト サンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館「豊かさとは」 平山郁…
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小説「貴婦人と一角獣」(あとがきと続編ストーリー)

私は小説家ではなく、しがないブロガーです。しかもそれほど人気のないジャンルである美術のブログです。 たいして多くの小説を読んだこともない者が、生まれて初めて小説らしきものを書いてみました。きっかけは百田尚樹著の「永遠のゼロ」を読んで感動したことにあります。「永遠のゼロ」には、先の大戦を生き抜いた人々の証言を通して、人間の愚かさと美…
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小説「貴婦人と一角獣」(その3最終回)by RYOTA

小説「貴婦人と一角獣」by RYOTAの最終回です。 小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA 小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA ■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」  明美はいつしか自らの記憶を訪ねながら人生を振り返ってみていた。  そして短い沈黙の時間から醒めると、一角獣は消え、目…
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小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA

小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTAの続きです。先にその1を読んでください。 ■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」 小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA  明美の頭は混乱していたが不思議に心は落ち着いていた。一角獣の物腰のやわらかさがそうさせるのか恐怖感はなかった。案外腹が据わったところのある女で…
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