KIAF/11 韓国国際アートフェアー(韓国画廊編)

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ソウルの江南(カンナム)地区にあるKOEX(国際展示場)で2011年9月22日~26日まで開催されているKIAF/11 2011韓国国際アートフェアーの様子を写真で紹介します。
韓流ファインアート

出店画廊数は正確に調べていませんが優に150以上はあり、KOEX一階の二つの展示場を全て使っていますので、大規模なアートフェアーです。

●アートフェアーとは
世界中で様々なアートフェアーが行われていますが、通常、画廊が出店料を支払いそれに見合ったサイズのブースが割り当てられ、販売やプロデュースを目的として作品を展示します。

国際アートフェアーとは、開催国を越えて世界のアートディーラー(業者)が集まるアートフェアーであり、出品申請した業者に対して主催者がまず審査を行います。経歴や展示スペース(画廊)を持っているかということや過去の展示会開催実績などの審査を通過した画廊が出店を許されます。

ちなみに「世界中のセレブが集まる」というスイスのバーゼルアートフェアーには世界中から有名画廊が参加し、そこに出店できたとすれば実績のある名の通った画廊であると認められたと言っても過言ではありません。

KIAF/11は、今年の特集であるオーストラリアの画廊を中心に、日本・インドネシア・中国そしてイギリスやドイツやフランスなどの海外組も多く、それらは次回の記事「KIAF/11海外画廊編でお伝えします。

地元の韓国の画廊は、老舗から若手画廊に至るまで意欲的に出品sており、現代アートを中心に実に様々な展示が行われていました。

韓国はもともと日本に比べて展示スペースなどの点でスケールの大きい画廊が多く、さらに普段から意欲的に国内外の優れた作家を展示しています。

今回のKIAFは「全体的に作品の質が高い」というのが私の印象です。

出品作品は、ピカソの版画やアンディー・ウオーホルなど、いまや古典となってしまったともいえる有名物故作家から現代アートにおける国内外の人気作家、そして自社でプロデュースして売り出したいと思う作家など、スタイルも平面の絵画だけでなく彫刻やビデオアートやインスタレーションと多様です。

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●韓国画廊の積極性
もともと韓国の画廊は、日本の画廊に比べて積極的に海外進出をしている感があります。

例えば、北京の美術市場が急成長した2006~2007年頃、政策的な美術特区として俗に798と呼ばれる区域で日本からは東京画廊くらいしかない状況にあって、韓国からは、現代画廊・ピョ画廊・アラリオ画廊など他の美術区域を含めて6社くらいが画廊を構えていました。

また、韓国を拠点としてニューヨークやパリなどにも画廊を出しています。

海外での活動に積極的であるということは、世界の美術情報もよく集まって来るはずです。

とくに現代アート市場には敏感で、いち早く反応し、行動も早いように見受けられます。

デミアン・ハーストなどの世界市場において注目を浴びた有名作家の作品は、日本の市場状況を把握はしていませんが韓国のアートフェアーでは早くに見られました。

アートは、個人であろうが公的な美術館であろうが、また売り物が作品であろうがコンテンツであろうが、流通をなして初めてアーティストが生活できて芸術活動を続けてゆくことができます。

市場が育たずしてアートティストが育ちにくいことを思えば、いわばアーティストの国際見本市で、人を集めて楽しませるお祭りのようなアートフェアーの役割は大きいといえます。

日本円で千円くらいから数千万円規模の作品まで多様に在りましたが、予算を決めて「買うとしたら」という動機で見て回る人が一番楽しめるでしょう。絵画の見方(5)「誰でも絵が好きになる鑑賞法」

※ほんの一部ですが画像を羅列します。画廊名・作家名は正確なものだけ記載します。

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■韓国でもっとも有名な現代画廊↑

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■アラリオ画廊↑

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■セント画廊では朴栖甫(パク・ソボ)を中心に展示をしていました↑

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■平面の陶板で朝鮮時代の陶磁器を模した作品↑

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■人でにぎわう朴榮徳画廊↑
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■朴榮徳画廊の契約作家金敬烈(キム・ギョンヨル)の新作↑

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■李禹煥作品 この大きさの作品は2点出品されていました↑

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■このブログで紹介した李重煕(イ・ジュンヒ)の作品100号(朝鮮画廊)↑
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■右側の30号の李重煕作品を韓国国立現代美術館が購入↑
海外画廊編につづく
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この記事へのコメント

絵の具
2012年01月17日 15:47
2010KIAFに出品いたしました
流通目的のような、国際見本市、投資家達のはやい動きに圧倒されました、が それは画廊の仕事、作品はどこ吹く風と堂々と魂の発露をしていたように思います。熱い経験でした。
2012年01月17日 16:16
絵の具さんへ
アーティストでいらっしゃるようですがコメントありがとうございます。洗練された日本とは違ってどこまで行っても荒削りな韓国には日本にはないスケールを感じます。国や民俗はどこであれ、自らのアイデンティティに根ざして熱い心を持って活動するする人ならば既にそれは世界的であると思うのです。

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