NHK日曜美術館 オディロン・ルドン「幻想の闇と光」

フランスの画家オディロン・ルドン(Odilon Redon, 1840~1916)は、初期の木炭によるモノクロの「闇に見開いた巨大な眼」から、50歳にして色彩を使うようになった「眼を閉じている婦人」、色鮮やかなパステルによる「幻想的な花」を経て、最晩年には再び「優しく見開いた眼」が登場します。

番組はルドンの作品10選でしたが、主に上記のような流れでルドンの作品が紹介され、そこにコメントがなされていました。

コメントは、田中泯(舞踊家)、山本敦子(岐阜県美術館学芸部長)、松坂慶子(女優)、ゲゲゲの鬼太郎の目玉親父の水木しげる(漫画家)。パステルの技術に関しては大津英敏(画家)。

コメントをほんの少しだけ拾ってみました。

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「見えるって、何なんですかね?」
「世界を見通している目・・・神!?」

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「へへっ、だからどうなんだい!」

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        ※「眼をとじて」

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「(閉じた眼は)見えないものを見出している」

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「ルドンは仏教に傾倒していきます」


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「ルドンの花の絵の中にある強靭な生命力、精神力、だんだんそれがわかってきて・・・一生の間に好きな画家に出会えて幸せだわ」

「この花の絵は、もの怖じしながら生きてきた・・・正面を見せながら後ずさりしているようで・・・泣きたくなるくらい好き。」

「苦しみもまた楽しい」

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「見守るようなやさしいまなざしです」


ここからは私のコメント。

50歳にして色彩を使って描いた婦人像「眼をとじて」は、ルドンの夫人をモデルにして描いたと言われていますが、

心にわきあがる妻への愛情をその顔に映える光に込めたようです。

夫人の顔の左側、光が当たらない陰の部分を覆うのは、静謐な闇に浮かぶ光。

それは、まるで眼を閉じた夫人の心の内側のやすらぎが、キャンバスに滲み出したような仄かな光。

この光は、きっと、闇の友達に違いない。

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※ルドンと同じ象徴主義の画家セガンティーニ「母子ー絵を読み解く」


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