「美と愛のエネルギー」

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●気功の力

眠い目をこすりながら偶然に見たユーチューブの動画に日本人の気功師の神沢瑞至(かんざわただし)が出ていました。この人は「癒しの気」を操って群れをなす羊や猛獣までも眠らせてしまう人です。


ロシアの生物学者が野生のシベリアンタイガー(虎)の縄張りとの境界線に柵を設けて観察している場所があります。動画は、そこで虎を「気」で眠らせるというものでした。これは10年以上前にTV放映されたものですので見たことがある人もいるでしょう。


虎は自分たちの縄張りに入ってくるものを攻撃する習性があります。その生物学者が実験で撮った動画も出ていました。虎たちの縄張りに生きた鹿を置いたところ、鹿の匂いを察知した虎が2頭出てきて、あっという間に鹿をかみ殺してしまうシーンが映し出されていました。


それと同じ場所に、人間が入れる金網の檻を設置して、中に気功師の神沢氏とカメラマンが入ります。神沢氏は手の平(掌)から気を放ち森の中の虎に呼びかけます。


4頭の虎が次々に森の中から現れて、檻にゆっくりと近づいてきました。虎は時々牙をむいたりしていたのですが、神沢氏の気を受け続けると、1頭2頭と横たわりついには4頭全部が横になり寝てしまったのです。驚きです。途中まで懐疑的な言葉を吐いていたロシアの生物学者にも最後には「100%気の力を信じる」と言わしめました。


神沢氏は「癒しの気」を手の平から飛ばして一帯に癒しの空間を作り、虎の脳幹を刺激して眠りにまで導いたのです。


この事実は、目には見えなくても確かに存在する「気」というエネルギーの強さを証明するものです。


●気(エネルギー)とは

現代の科学において明らかなのは「あらゆる物質はエネルギーを持っている」ということです。エネルギーは波動です。その強弱や波長や波形は物質によってさまざまに異なります。


道端の石も陶器など人間が作った物もすべて波動を持ちます。ミクロの世界では原子と電子の間の交流がなされ常に動いています。宝石が特有の波動をもって人間の体に影響を及ぼすということは科学的な事実です。


石が人間の体にパワーを与え、気の流れを整えて健康にするのです。



また人間の「意識」もエネルギーです。先述した気功師の神沢が操る気(エネルギー)もその元になるものは意識の力です。意識が物質的なエネルギーを作り出し私たちの肉体などの物理的現実に作用するのです。


エネルギー(気)にはネガティブなもの(邪気)とポジティブなもの(瑞気)があります。


病気の原因の95%はストレスにあると言われますが、ストレスはネガティブな意識が持つエネルギーです。


ここで昔から言われてきたことわざ、「病は気から」を解釈してみると、病気になるのは物質的なエネルギーである「気の流れの問題」、そしてもう一つ「気持ちの持ち方という意識の問題」が原因だといえますが、究極的にはこの二つは同じことです。


たとえ西洋医学であっても名医はこの二つを操れる人です。


●吠える犬

犬は人に向かって吠えことがありますが、人がその犬を異常に恐れた場合は特に吠えられるものです。犬をかわいいと思って近づくと吠えられません。


すると「恐れ」というものは、その感情を抱いたとき、「恐れた相手を攻撃してしまう」エネルギーなのかもしれません。無意識にですが。


犬は自分に恐怖心を抱く人間からは攻撃されたような感覚を覚えるので吠えるのではないかと考えられます。でなければ、ただ恐がっているだけの人間に犬が吠える理由がありません。「恐れ」と「攻撃」は正反対だけど共通のエネルギーといえます。


展示会で絵の購入を迷っている婦人の中で「絵を買って飾ると家族に反対される」と言う人がいます。そういった「恐れ」が逆に家族を刺激するのです。


例えばDVをはたらく夫の場合、それを経験した妻が夫を強く恐れるのは当たり前のことですが、妻が恐れの感情を抱く時、防衛的な意識が攻撃的な気となって、夫は妻から「攻撃されている」ような感覚を覚えるのかもしれません。すると悪循環がはじまります。


気功師の神沢が獰猛な虎を寝かせてしまったのは「癒し」の気です。もし攻撃的な気を送ったなら虎たちは気功師に向かって唸り声をあげて攻撃してきたに違いありません。「攻撃的な気」では到底虎を倒すことはできないのです。


虎を恐れて動き回るカメラマンに神沢は「静かにしてほしい」とたしなめました。カメラマンの恐れが虎を刺激していたのかもしれません。



●宝石の気と宝飾品の美の力

これまで説明してきたように外的で物質的なエネルギーである「気」も内的で情的なエネルギーである「意識」も私たちの健康や現実に影響を与えています。


宝石はそれ単独で圧倒的なエネルギーを持ちます。それはパワーストーンのように体に直接影響を与える物質的なエネルギーです。


さらに人間の手で研磨やデザインや彫金がなされ、より美しい輝きや調和が付与された時、その「美」は人間の内面の「愛」を啓発します。つまりより内的で情的なエネルギーを持たせます。


惹かれる石やデザインはその人間の波動と似た波動を持っています。なぜその宝飾品をいいなと思うかというと自分と波動が共鳴しているからです。


そして身に着けてみて自分に似合うと感じたとき、そのよろこびから内面の愛が啓発されて、ポジティブな感情がふくらみネガティブな感情を浄化します。


単純な結論ですが、自分の弱点を克服してくれ、さらに自分に似合う宝飾品を身に着けることで運勢がよくなります。現在がどんなであれ、今よりポジティブな現実に向かうようにそれが手助けをするのです。


では、絵画はどうでしょう。


●絵画の物質的な「気」

たくさんの作家の絵画作品を出品する展示会では、それぞれの作家や作品の調和を保たせながらディスプレイします。このディスプレイは極めて重要です。部分と全体に調和がなければいけません。


会場で気に入った絵を見ている人の中に「体が熱くなってきた」という人がたまにいます。


さらに、どれか一つを集中して見ているというのでもなく、また買う意思もないくせに、何時間も会場の中でウロウロしている人がいます。それは絵画によって癒されているからです。


絵画展の会場がまるでパワースポットのようになり、会場に「癒しの気」が満ちているのです。「癒し」を必要としそれを感知した人は会場から離れがたく思うのでしょう。


この「癒しの気」は先述した気功師の神沢氏が放つ気と似たような気ではないかと思います。


つまり心理や感情に絵画が働きかけて癒されているというよりも、パワーストーンの「気」と同じような物質的(物理的)なエネルギーです。絵画から物理的な気が放たれているというのです。


次に、絵画に備わったもっと内的で情的なエネルギーである「美」についてみてみましょう。


●大阪国立国際美術館

先日、大阪に田奉烈(ジョン・ボンヨル)という韓国の画家を招待しました。



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田奉烈「From」油彩10号


彼は1歳の時に小児麻痺にかかり両足が完全に麻痺して動かせません。歩くことだけでなく立つことさえも松葉杖で両脇を支えなければ不可能です。しかし彼は「自分が障害者だとは思っていない」と語り、自分にふりかかった現実を恨んではいません。


そんな彼と国立国際美術館の企画展「抽象世界」展を見ました。現代の一流の作家たちによる抽象絵画の展示会です。


広い会場を松葉づえで歩くのは大変ですから田奉烈には車いすに座っていただき私が後ろから押しながら見て回りました。


抽象絵画とは、例えば人の顔や自然の花やコップなど我々が普段認識している既存の形態が全く排除された絵画で、幾何学的な模様や人間の内面を色や形であらわしたような作品です。


「画面の質感」やそこに描かれた「色彩」や「線描」や「形状」、そして相対的な感覚である「鋭さと柔らかさ」、「静けさと躍動感」など、それらがいかに深く調和しているかによって「美」が感じられます。


具象絵画は具体的で見慣れた事物の形象があるので絵画の世界に入りやすいですが、一般において抽象絵画は、美を感じようとするよりも「何を描いているのだろう」と頭で理解を求めて見てしまう傾向があるのでなかなか馴染めないものです。


しかし具象・抽象を問わず、芸術性の優れた作品は構図や描かれた事物間の調和に破綻がなく、画面から漂う「品格」のようなものがあります。


この国立国際美術館では、企画展の抽象絵画だけでなく、常設展ではパスキンやフジタなどのエコールドパリの作家たちの絵も展示していました。美術館全体を鑑賞し終わり、「上品で上質な作品」に触れて心がウキウキしたのを憶えています。


田奉烈の感想は「時間があれば1日かけてもう一度見たい」


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●絵画の霊性

上述した言葉「品格」とは、いわば「霊性」です。



芸術作品には美のエネルギーに混じってこの説明のつかない「霊性」がただよっているのです。


私が「よい絵画とはどんな絵か」と問われれば、「霊性の高い絵画」と答えるでしょう。あくまで私個人の意見ですが。


「宝飾品の美」は明確であるのに対して「絵画の美」は内的な美ゆえに多様であり解りづらいところがあります。外的な視点で見ると何が美しいかわかりにくい(感じられにくい)のです。


しかし絵画の美のエネルギーは宝飾に比べ内面のもっとも深いところにまで届こうとします。人間の心は自分で思う以上に複雑な感情を孕んでいるもので、そうした感情にも寄り添うことができるのです。


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田奉烈「Love tree」油彩20号


●愛のエネルギー

「恐れ」や「心配」といったネガティブな感情のエネルギーはけっして未来に良いことを引き起こしません。しかし多くの人はまだ来てもいない未来を恐れて心配しています。私たちの現実の原因になっているものは「意識」ですから心配したとおりの現実になるわけです。


「恐れ」の対極にあるのが「愛」です。愛の中にも利己的な愛(エロスの愛)と利他的な愛(アガペーの愛)つまり為に生きる愛があります。利他的な愛が高い波動です。


「愛」に相対するエネルギーが「美」です。「美」はよろこびをもたらし「愛」を啓発します。


「愛」と「美」は、互いに共鳴できる同質の情的な力です。「愛」は最もポジティブな(情的)エネルギーとも言えます。それは恐れや心配、さらには悲しみ・憎しみといったネガティブな(情的)エネルギーを相殺つまり浄化するのです。


それだけではなく、「現在」に愛を発動すれば「未来」に出現する現実はポジティブになります。あるいはネガティブな現実に直面しても、そんなことに心が左右されずポジティブに転換することができるのです。


運勢学において「よい絵を飾ると運勢がよくなる」ということの本質的な原因がここにあります。



●画家の動機

絵画の美は自然や人間などの「世界」を描写するところから始まりますが、世界をどう見るかによって描写の結果である作風が変わります。


「世界」それ自体には完璧な美しさがあります。その「美」を発見するのが「愛」の力です。画家が愛という情的な力を発動せずに美を描き出すことはできないのです。


イギリスの哲学者で美術評論家のハーバート・リードは「すべての芸術家には人を喜ばせたいという衝動がある」と語っています。


「喜ばせたい」というのは、まさに人の為にという「愛の衝動」です。


プロの画家にも様々なレベルがあり、その線引きは難しいものです。ただ、自分の満足する表現に至るまで技術を磨こうとするのがプロの芸術家であり、「愛の衝動」によって描かなければ生きてゆけない人が芸術家としての画家です。


●見る側の動機

柳宗悦は「民芸百年」において「美は愛である」と端的に記しています。「美」に相対するエネルギーは「愛」なのです。


見る側が漫然と絵を見るのではなく、画家が愛の衝動で絵を描いているように、見る側も「愛を発動させて」見ることが必要になります。


「愛を発動させる」とは、まず「関心を持つ」ことです。そして、他人ごとではなく「自分のこととして見る」のです。



気になる絵には必ずその人の人生が映っています。幼いころ親に愛されたことや友達と遊んだり喧嘩したりしたこと、虐待を受けた人もいるでしょう。カトリックの信仰を持てば「母子像」に聖母マリヤを感じるでしょう。かつて亡き愛妻と旅行に行ったことのある「風景」の絵の前で涙ぐんだ中年男性もいました。


芸術作品は、内的で情的な美のエネルギーにあふれています。それに向けて自身の愛を傾けてみれば、作品の美と共鳴し、ポジティブな感情は増幅し、ネガティブな感情はそれが浄化されます。



これまで実にたくさんの奇跡のような話をこのブログでも伝えてきましたが、そのほとんどは「愛と美」の作用によって起きていることなのです。


●売る側の動機

「霊性」においても「技術」においても一定以上のレベルを備え、真摯に自らの芸術と向き合っている画家たちの絵には、人々の内面に働きかけるポジティブなエネルギーが息づいています。


絵が欲しい人は本気で探せば自分に合った絵は必ず見つかります。「合う」という接点は様々なニーズの中のどこにフォーカスするかによって変わるものですが・・・


真に喜べるあるいは必要とする絵を自分で選べる人はよいですが、そうでなければ客観的な立場から選んでもらった方がいいのです。パワーストーンでも宝飾品でもちゃんと自分に合ったものがよいでしょう。そこでそれを販売する専門家の登板です。画商は人と絵画を内的な視点で結び付けてあげる使命があるのです。


カウンセリングというほど大それたものでなくても、事情を聴いてあげアドバイスしてあげて買っていただいた方は、あとあと問題解決などよりよい人生が拓かれています。


ビジネスは売り上げを上げなければ続きません。画商は事業の存続と生活をかけて絵を売ります。しかし、売るにあたって、画商は「よろこばせたい。幸せにしたい」というつまり「愛」の動機を失ってはいけないのです。



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