「紫砂茶壺の効用」プーアル茶のおいしい淹れ方3

このブログで3回目のプーアル茶だが、今回は中国茶を淹れる茶器の中から急須である「紫砂壺」の魅力を少し紹介したい。 静嘉堂文庫美術館の紫砂茶壺(茶銚)名品 プーアル茶のおいしい淹れ方と紫砂茶壺 「無い味」と「余白」と「李禹煥」プーアル茶のおいしい淹れ方2 中国茶を淹れる茶器として茶碗がよく使われるが、もともと美術品として茶…
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「無い味」と「余白」と「李禹煥」プーアル茶のおいしい淹れ方2

先回の「プーアル茶のおいしい淹れ方と紫砂茶壺」の記事を書いたあと、ふと思い立って、いつもの淹れ方を変えて飲んでみたところ、新しい発見があった。読者からすれば「美術となんの関係があるのか」と思われることだろう。ところが大ありなのだ。 とりあえずお茶の話をする。 これまでは、一様に多めにプーアル茶葉を茶壺に入れて熱湯で短…
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鴨居玲展「酔っぱらい」/カタルシス体験2

1990年代前半に作られたプーアル茶の老茶を飲みながら、ふと25年くらい前にひろしま美術館で見た「鴨居玲展」を思い出していた。すると、没後30年「鴨居玲展―踊り候え―」が開催されるという情報が舞い込んできた。 遅ればせながら足を運ばせてもらった。 ■鴨居玲「道化師」パステル 1984年作 ■鴨居玲「酔って候」油彩 19…
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プーアル茶のおいしい淹れ方と紫砂茶壺

普洱茶(プーアル茶)は奥深い。もしも興味のある人がいるならば、趣味や嗜好品としてこのお茶を飲まれることをおすすめする。また、茶器の紫砂茶壺は美術品としての面白さもある。 ただし、どうせ飲むのならよいものを美味しく飲んだほうがよい。このブログで美味しく飲む方法を少し教えたい。必ず参考になる。 「無い味」と「余白」…
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国立西洋「フェルメールに帰属《聖プラクセディス》」のフィクションストーリー

国立西洋美術館が、フェルメールに帰属するとしている作品『聖プラクセディス』の寄託を受けて2015年3月17日から常設展示している。 ■ヨハネス・・フェルメールに帰属『聖プラクセディス』1655年(101.6×82.6) ●産経ニュース3月15日付け記事から 「真珠の耳飾りの少女」などで知られる17世紀オランダの画家、ヨ…
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ドギュメント「アートバブル’90」

2015年2月7日、ポール・ゴーギャンの作品が史上最高額の3億ドル(約360億円)で落札された。 タイトルは「Nafea Faa Ipoipo(ナファエ・ファア・イポイポ)=いつ結婚するの」(1892年作)。第一次タヒチ時代の名品だ。 非公開のプライベートセールだが、カタールの王室関係者が落札したらしい。 これまで…
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宋栄邦「五彩墨香」韓国国立現代美術館個展

韓国の国立現代美術館は、ナムジュン・パイクの巨大なビデオアートの塔が室内中央に常設された韓国最大の美術館である。イーウファンのモノ派時代の作品をはじめ国内作家の所蔵作品は質量ともに充実している。 そこの企画展示場で水墨画家、宋栄邦(ソン・ヨンバン1936年~)の個展が2015年3月31日から6月28日まで開催されている。 ■…
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天才絵師「若冲と蕪村」光琳没後生誕300年

絵画の天才とはなんでも描ける人たちだということをあらためて知らされる展覧会である。「若冲と蕪村」がサントリー美術館で2015年3月18日から5月10日まで開催されている。 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html ■若冲「雪中雄鶏図」114.2×61.9 …
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カタルシス体験/音楽「サイモンとガーファンクル・ボクサー」

絵画の前で泣く人がいる。カタルシスだ。芸術作品によるカタルシス(感情浄化)は、その人が記憶していようがいまいが人生体験に秘められた悲哀を美しく昇華させる。 《芸術のカタルシスは下記記事参照》 絵画の価値(3)「精神性」その1・生き様を映す絵 絵画の価値(4)「精神性」その2・潜在意識の浄化 カタルシスの瞬間は、理性や論理…
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マークエステル展「九州国立博物館ミュージアムホール」

2015年2月3日、節分。この日ある展覧会がオープンした。フランスの画家マークエステルの「日本神話」を描いた作品の中から、伊勢神宮・出雲大社などの主な神社に奉納された作品を選び、古事記のストーリーを追って展示された。 場所は九州国立博物館の1階にあるミュージアムホールでの特別展示だ。 ■マークエステル「日本神話展」オープニン…
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「モネに取って代れるか」車一萬・中国絵画市場への挑戦

下に掲載した絵は韓国の画家・車一萬(チャー・イルマン)が蘇州にある双橋という場所を描いた150号の絵だが、二ヶ月近く前に訪問したときは描き始めだった。 私は中国の蘇州には2度訪ねたことがある。 水の都、東洋のベニスとも言われるが、残念ながらベニスには行ったことがないのでその比較はできない。 ただ、蘇州には同じ東洋人にと…
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宮芳平「無心に清浄なる花を咲かせた画家」

2014年12月21日アンコール放映の日曜美術館「花のように描き続ける~画家・宮芳平~」ではじめて宮芳平(みや よしへい1893-1971)のことを詳しく知った。 生誕120年で美術館展示も行われたようだが私は見ていない。実物にはかなわないが、TVがデジタル化されたことにより詳細かつ美しい画面から作品の魅力が十分伝わってくる。日曜…
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朴芳永PAK BANGYOUNG個展「毛劍」Web gallery14.12

2014年12月10日、ソウルの仁寺洞にあるインサアートセンターB1にて、朴芳永(PAK BANG-YOUNG)個展「毛劍」のオープニングが開催される。会場全体が、一つ一つの線描からあふれ出るエネルギーで満たされていた。 これはピカソが見たら羨ましく思うだろうほどのプリミティブなエネルギーである。 「線描」と「漢字やハングル…
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画家の箴言名言(9)ゴッホ「熱い魂の叫びに従った人生」

フィンセント・ファン・ゴッホの名言がWeb上で紹介されていた。その中のいくつかをRYOTAのコメント付きで紹介したい。言葉の原典は「ゴッホの手紙」からが多いと見受けられるが定かではない。前後の文脈もわからないので、切り取られた言葉に対して主観的にコメントしてみよう。 ①「絵になる風景を探す必要などないのです。自然というのは…
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チューリヒ美術館展ダイジェスト「濃密な美術史」

チューリヒはスイス最大の都市である。中世から現代までの美術作品を10万点以上収蔵するチューリヒ美術館。その中から19世紀末より20世紀前半に焦点を当てた企画展「チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで」は、まさに珠玉のコレクション展と言ってもよいだろう。 《国立新美術館 2014年9月25日~12月15日》 《神戸市立…
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張淳業CHANG SOON-UPアトリエ訪問

久々に張淳業(チャン・スノップ1947~)のアトリエを訪ねた。韓国画壇の重鎮作家であり人気作家として活躍している。この秋ソウルでの展示会に出品予定の作品画像と2005年に日本で開催された張淳業個展の評論(by Ryota)を抜粋して掲載したい。 ■自作の前に立つ張淳業 張淳業は2001…
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二人の神3/映画「LUCYルーシー」

神A お久しぶり 神B ほんまに 神A このブログの管理者が美術のことばかりにかまけて我々を登場させなかったんだよ。 神B 美術ブログだからしょうがないだろう。それに我々が出てくる記事はアクセス件数も少ないみたいだし。 二人の神1 二人の神2(東日本大震災と世界) 神A 私の宇宙の例の地球って星の人類の21世紀はじめつま…
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高句麗古墳群の壁画「四神図」「蓮花図」

西暦688年に滅亡するまで700年あまり存続した高句麗は、当時は現在の中国東北部まで占めるほどの強大な権勢を誇っていた。高句麗は各地に数多くの古墳を残した。現在の北朝鮮南西部に点在する高句麗古墳群の壁画に描かれた「四神図」と「蓮花図」を紹介したい。 ※掲載する画像は韓国の国立光州博物館が2005年に開催した「高句麗古墳壁画模写図」…
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ボストン美術館展「ジャポニスム」モネとゴッホが惚れた日本美術

ジャポニスムは、19世紀中後半に日本美術の独創性をもってフランスをはじめ西洋美術を席巻した世界的なムーブメントであった。ウィキによれば「ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降1世紀近く続いた世界的な芸術運動の発端となった」ほど。 世田谷美術館を皮切りにボストン美術館「華麗なるジャポニスム展」印象派を魅了した日本の美が開催…
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富岡鉄斎「没後90年」(出光美術館)自在の画境

「万巻の書を読み、万里の路を行く」は文人たちの生き様をあらわした言葉である。「最後の文人画家」と謳われた富岡鉄斎(1836~1924)は、幕末、明治、大正にかけてそうした生き方を示した稀代の画家である。 「文人」とはもともと中国の士大夫を意味し、文人画は、儒教を学問として修めた人たちが、自らの人格を高めるために「余技」とし…
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