小説「貴婦人と一角獣」(その3最終回)by RYOTA

小説「貴婦人と一角獣」by RYOTAの最終回です。 小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA 小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA ■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」  明美はいつしか自らの記憶を訪ねながら人生を振り返ってみていた。  そして短い沈黙の時間から醒めると、一角獣は消え、目…
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小説「貴婦人と一角獣」(その2)by RYOTA

小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTAの続きです。先にその1を読んでください。 ■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」 小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA  明美の頭は混乱していたが不思議に心は落ち着いていた。一角獣の物腰のやわらかさがそうさせるのか恐怖感はなかった。案外腹が据わったところのある女で…
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小説「貴婦人と一角獣」(その1)by RYOTA

国立新美術館で「貴婦人と一角獣展」(2013年4月24日~7月15日)が開催されています。フランス国立クリュニー中世美術館の至宝をひと目見ようと、多くの日本の貴婦人たちが詰めかけていました。 ■貴婦人と一角獣「我が唯一の望み」  鮮やかな赤地に千花文様と愛らしい動物たち。中央には中世ヨーロッパのドレスを纏った貴婦人、左に…
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葉山有樹展「陶磁物語り」祈りのかたち

仕事で地方都市を訪ねたとき、親しい友人にすすめられ、地元のデパートの催事場で開催されていた葉山有樹展「陶磁物語り」を見る機会を得た。 葉山有樹公式ホームページ⇒http://www.yukihayama.jp/index.html ■万花彩壺 葉山有樹(陶芸家・著述家 1961年生まれ)。彼の陶芸作品を見るのは初め…
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車一萬・亜州美術館個展「上善は水の如し」

韓国の画家車一萬(チャー・イルマン、1952年~)は、海・川・湖・滝・運河など、水をよく描く。 水煙を上げるイグアスの滝や荒々しい波の風景もあるが、ほとんどの作品は穏やかな水面に光を映している。いや光を孕んでいると言った方がよいかもしれない。 じっと眺めていると,そこに描かれた水のように、心も水平に保たれてくる。そして、光を…
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「ラファエロの魅力」国立西洋美術館ラファエロ展から

ラファエロ・サンティ(1483~1520)はレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)とミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)と並ぶ盛期ルネッサンスの三大巨匠の一人です。 ■ラファエロ「自画像」1504~6 「ラファエロ」展は国立西洋美術館で2013年3月2日から6月2日まで開催されています。 htt…
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ルノワール「裸婦(ヌード)」 北漢山のチンダルレ

韓国ソウルにある借家の近くに北漢山(プッカンサン)という国立公園になっている岩山があります。 5月5日、この日は天気もよく、メタボ解消のための運動を兼ねて散策しました。 家から20分くらい歩くと登山路の入口に着き、そこから渓流沿いに一気に山に登りました。 「メタボのおじさんをなめちゃいけないよ」と、我ながらすごい勢いで…
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キリスト磔刑図・私の十字架

■エル・グレコ「十字架のキリスト」国立西洋美術館蔵1610~14 ●あるTV番組 もう何年も前の話だが、「重度の障害をもった男子中学生が、卒業にあたって普通クラスの生徒たちのために漢字で書を書いてあげる」というドギュメンタリー番組を見たことがある。 障害をもった生徒は歩けず両手も使えず話すこともできない。彼は車いすに座…
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プライスコレクション「絵画も生きている」若冲・江戸絵画

NHK新日曜美術館「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」で江戸絵画の蒐集で有名なジョー・プライス氏のコレクションとご本人夫妻が紹介されました。偉大なコレクターに共通する蒐集姿勢と絵画の本質が語られていました。 ハーブ&ドロシー 3.11の震災の状況をプライス氏が見られて、「自分にも何か出来ないか」「被災…
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韓国画家・李斗植 Lee Doosik―韓国美術協会葬

自国韓国を拠点にこれほど世界を駆け巡った画家も珍しい。そんな精力的な活動家がまさかこれほど早く逝くとも思わなかった。 李斗植(イー・ドゥシク)、2013年2月22日未明急逝。心臓麻痺だった。私はちょうど韓国を訪れていたのだが、23日山岳画家として有名な金寅化のアトリエにいた時に、彼の携帯にかかってきた電話で訃報を知る。 …
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朝鮮民画(8)「花鳥図―下手編(わくわくするパボ民画)」

民画の魅力は、特に素人絵師たちが何ものにも囚われずに描いた線描と造形にあると感じています。 民画に対して上手・下手と分けたのは、作画技術の点でプロと素人を対比させるために便宜上私が付けただけですが、あえて言うなら下手を「パボ」という言葉で表したいとおもっています。「パボ」とは韓国語で馬鹿とか間抜けといった意味があります。「パボ民画…
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朝鮮民画(7)「花鳥図-宮廷画家も描いた上手編」

民画なる名称は、第一回で紹介しましたように日本人の柳宗悦(やなぎむねよし)が命名したものです。「朝鮮民画」は、いわゆる文人画などの「正統画」つまり鑑賞のために描かれた絵画に対して、「部屋の装飾」や「招福辟邪」といった主に実用的な目的のもとに描かれた絵のことをいいます。 ●朝鮮時代の人々の生活に根付いた民画 儒教の教えによ…
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山種美術館「生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―」

日本画のコレクションで有名な山種美術館で1月27日まで開催されている生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―を見てきました。 先回のブログ記事、高山辰雄「いのちに触れた筆」画家の箴言(7)の内容に基づいて実物を確認したいという思いがありました。 ●高山辰雄 高山辰雄のモノクロームで描かれた日本画の「聖家族」シリーズ…
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高山辰雄「いのちに触れた筆」画家の箴言名言(7)

「単細胞にも心がある」 高山辰雄 日本画の画家、高山辰雄(たかやまたつお/1912年~2007年)は5年ほど前に95歳で亡くなりましたが、昨年12月20日から今年2月3日まで故郷の大分(市美術館と県立芸術会館)で生誕100年の記念展が行われています。 2013年1月20日放映のNHK新日曜美術館「いのちに触れた筆 日本画家・…
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韓国画家・李重煕(イージュンヒ)「アブダビに架けられた美術の虹」

この場所はいつ来てもよいところだ。何が良いのかと言えば、まず景色が素晴らしい。 画家のアトリエは全羅南道の益山(イクサン)市の弥勒山の麓に近い金馬(クンマ)というところにある。1万坪の敷地に建てられているのだが、ここは何年もかけてこの画家が石を運び、樹を植え、川を整備し橋をかけといった作業をすることで見事な景観となった。 …
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岡野岬石・韓国アートフェアーART ASIA2012出品

2012年12月12日より韓国ソウルのCOEX国際貿易センターでアートフェアーART ASIAがはじまり、そこに岡野岬石の作品が出品されています。     ■ART ASIA展示会場風景 このアートフェアーは今回が第一回目で、運営委員の一人である美術評論家の申恒燮(シン・ハンソプ)が、岡野岬石と旧知の仲ということもあ…
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絵画の価値(6)精神性その3・磯部晶子「本性に語りかける花の絵」

 油彩画の女流人気作家・磯部晶子のアトリエは「花」で埋め尽くされている。そんな彼女の「花」の絵を買い求めた人の中には不思議な出来事を体験する人がいる。 ●ある母親の告白 広島で開催したアートセミナーでのこと。そこに参加したある婦人が磯部晶子の花の絵を買ったときのことを次のように話してくれた。 「当時、小学校1年生の…
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岡野岬石 新印象主義 Neo-impressionism 「世界それ自体が美しい」

本名・岡野浩二。67歳。東京藝術大学在学中に学内の最高賞である「安宅賞」を受賞し、天才の名を欲しいままにした。 藝大卒業後すぐに人気作家として活躍。その後リアリズムを基本にした超現実的な風景画からキュビズムの実験、さらにマティスへの傾倒といった画風の変遷を辿る。そして60歳代半ばにしてかつての印象派同様戸外にイーゼルを立て、写…
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ジョルジュ・ルオー「受難の道にさす光」日曜美術館

エコール・ド・パリの巨匠、ジョルジュ・ルオー(1871~1958)は野獣派(フォービズム)の画家といわれるがそうではない。美術史家たちはすぐ分類したがる。しかし、ルオーはルオーだ。 「芸術と宗教」スピリチュアルなアート キリスト磔刑図・私の十字架 ルオーが描いたモチーフで有名なのは、イエス・キリスト。そしてサーカス…
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反面教師

急いでいました。 横断歩道の信号は赤です。 左右を見渡しても車は見えません。 いつもなら「赤信号、独りで渡っても怖くない」とそのまま突っ切るのですが、目の前に母親に手をひかれた3~4歳くらいの小さな少女がいました。 すると、「もし私が信号を無視して渡ったなら、この子の教育によくない。」という私の良心が作動するので…
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